つながる*noyama

秋の始まりに…苗場山  前編



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秋の始まりは
雨にけぶる苗場山へ




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きっかけはSNSのコメントだったか
どんな風なやりとりだったかは忘れたけれど
秋に山へ一緒に行こうという話。


Moちゃんとは何度か山を一緒に歩いた
最初は鎌倉、次は北八ヶ岳で、3度目は北アルプスへ。
わたしよりもだーいぶ若く可愛いアラサー女子だ。
彼女のイメージというとケーキ作りがとても上手で
おっとりしていて可愛いらしい
初めて一緒に歩いた鎌倉ではデザートを3品も作って来てくれたほど
スイーツ作りがとっても上手なのだ。


そのMoちゃんはYuちゃんを介してお友達になったのだが
いつも一緒に行くYuちゃんは9月まで山小屋のお仕事の為今回はいない。
Moちゃんとの二人旅である。
アラサー女子との二人旅
この年齢差(何歳の差?などという愚問は禁止w)
話に詰まったらどうしよう・・・
わたしと二人で楽しくないなんて思われたらどうしよう・・・
実のところ、そんなことを心配したりした

*

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9/16 sun




この日はわたしの誕生日だった
でもわたしが夜から山へ行くこと
息子がバイトで夜いないこともあって
家族には前日の15日にお祝いしてもらった。
お祝いというと仰々しいけれど
息子がサプライズでケーキを買って来てくれただけだけど
まぁでも母はそれに感激した訳❤︎

そんな訳で16日の夜は普通の夕食。
豚の生姜焼きに味噌汁という簡単なご飯
ちゃちゃっと食べてお風呂に入って出発の準備万端。


21:05に着く電車で行きます。


Moちゃんとの待ち合わせも当然スムーズに運ぶ
最寄駅でMoちゃんをピックアップ
白いコットンのキャミワンピにレギンス、
足元はTevaのサンダルに背中には山と道のザックという出で立ち。

あらっ❤︎


出発して10数分もすれば高速へ
今日は湯沢までのロングドライブである
話に詰まったらどうしよ💧という心配もなく
お喋りに興じてるうちに日付がかわる。
日付が変わる頃には睡魔に襲われると思っていたのだが
津南方面を運転するのが初めてだからか?
想定外に眠くならなかった。
湯沢ICで関越道を離れ、国道17号から357号へ
そして357から117号へ変わり、更には津南村役場の先から国道405号へ
新潟県の津南町と長野県の最北部栄村にまたがる秋山郷から小赤沢登山口へと向かう。

湯沢から高速を離れたあとも雨はなかったのに
山道へ入るとヘッドライトで照らす目の前には霧が立ち込めてきた
国道と言うと広くて交通量も多いと思いがちだが
前後に車はいない。深夜、すれ違う車など一台もいなかった。
この道が合っているのかどうかすら不安で、
国道405号の標識を見つけてはホッとし
一度は分岐まで引き返して間違っていないかどうか確かめたほどだ。
その上、山の中の道路の脇にポツンと車が止まってれば
まさか自殺とかしてないよね
なんてこと、深夜だからなのか
どうも思考はホラーちっくな方へと寄りがちになる。


小赤沢温泉の集落へ入り
⬅️苗場山登山口の印を見つけると間違ってないと安心してホッ
そこからくねくねと登ること十数分、
苗場山三合目Pの目印を見つけた時は心底ホッとした
その分岐から左へ進んでいくと間もなくだだっ広い広場に着いた。

ここが駐車場でいいのかな?
写真で見たトイレもある
うん、ここがそうみたいだね

小雨降る深夜、兎にも角にも霧が濃くて
周りの状況がどんなだかわからない。
取り敢えず寝る準備しよう。
朝はゆっくりでいいよね
寝袋に包まればあっという間に夢の世界へ

*

*

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トイレに行きたくて目が覚める
窓には幾筋もの雨の跡
天気が悪いことを理解するのは容易かった
傘をさしてトイレへ行くとトイレ脇に車が一台
深夜着いた時には既に駐車していた車だ
よく見ると車の下に傘とカップラーメンのカップが無造作に置いてある。


ちょっと、まさか、車上荒らしじゃないだろうね?


辺りは朝ですっかり明るいのに
思考はまだおかしなままだ。
トイレから車へ戻りまた寝袋に入る。
あの車、車上荒らしじゃないだろうね?
再びそんなことを脳裏にかすめながらも
まだ寝るつもりなのか…。


ちょっとだけ寝るつもりが気づけば8時になっていた
とは言っても、ここから小屋まではCT3時間半ほど。
ゆっくり歩いてもお昼には着くしこの雨だ
小雨になるのを見計らってから出発することに


レインウエアに身を包んで出発の準備をしていると
車上荒らしと疑ってた方はどうやら登山者で
この雨で歩くのを諦めたのか、車の周りを片付けて帰っていった。
いやはや疑ってしまって失礼。


じゃぁ、行こうか


歩き出してみると、駐車場はずっと奥までありかなり広かった。
そうか、さっき入ってきた車がいなくなったと思ったけれど
林道が続いてるのではなくて
奥の方に止めたんだね。



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登りのCT3時間半、標高差は850m
残念な雨が降っているが なんだかウキウキしている
久しぶりの山だからだろうか。
考えてみれば木曽駒を歩いてから一ヶ月もたっている。
浮き足立つのも無理はない。




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森に入ると秋が始まっていた

オオカメノキの葉も七竈の実も
枯れ木に絡みつく葉っぱも紅く色づいていた。
ついこの前に歩いた真っ青な空の下とは全く違う世界
辺りを覆う霧の効果もあってか
秋の入り口にいるのを五感で感じていた。




*



それにしても足元がひどい。
雨上がりの時は泥々という噂は聞いていたけれど
山頂に湿原が広がる山だから?
登山道は沢と化していた
ずっとそんなだから、まるで遡上する魚の気分だ。


ゆるゆるっと登れるのは5合目までで
それからはちょっとした岩場があったり鎖場が幾つもあった。
小赤沢コースは初心者コース
と、確かそう書いてあった気がするのだけど
雨で濡れた岩場や鎖場は初心者ってどうなの?登りはいいけど下りがねぇ・・・
とか、そんなことをツッコミつつ登っていくと
頭の上がすっかり開けてくる
これは目の前も開ける予感…。



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濃霧の中にぼぅっという感じで湿原が現れ
そこは橙色に染まる草紅葉が一面に広がっていた


わぁ、きれい!ナウシカの世界みたい!


Moちゃんが喜んでいる、ヨカッタ…♩
本当は青空の下の草紅葉がどんなに美しいか
それを見せてあげたかったなぁと残念に思いながらも
これまでの夏山は青空しか見てなくて
少しは雲が多かったりガスがかかったりする山の写真も撮りたかったなぁ
なんて、贅沢なことを思っていた私は
今目の前にある世界が嬉しくてたまらなかった






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木道に出たからこの先も木道が続くと思っていたのに
その先はまた樹林帯で、大岩がゴロゴロする
しかもその岩の間はちょっとした池みたいな水溜りで
あーーもう!な気分で歩いていくとまた木道が現れた
もうこれはずっと木道でしょう
坪場はいったいどこだった訳?
小屋まではあとどのくらい??
GPSで確かめれば一目瞭然でわかるものの
雨降りの中ではそれももどかしい



あれ?小屋が見える。
真っ白い霧の向こうに小屋の屋根がチラッと見えた
やっと雨から解放される



つづく…꙳⋆




by mt_kawamin | 2018-09-24 12:10 | 山登り | Comments(4)
Commented by pallet-sorairo at 2018-09-26 09:27
小赤沢コースは下りに使ったことがありますが
お天気よくてもあまり人の歩かない熊の出そうな静かな道でした。
このお天気では熊も出なかったと思うけど。
朝早く登り始めたということは日帰りでしたか?
泊まりだったら明日いいお天気と言うこともあるけれど
あの広い山上湿原の草紅葉が見られたかどうか、
とっても気になります。
続き、待ってます(^^ゞ
Commented by mt_kawamin at 2018-09-26 21:48
* palletさん

苗場山へ行く前にpalletさんのブログで予習しました(笑)

この日、3合目の駐車場へ着いた時は奥まで広いの知らずにいて
他には車1台しか停まってなくて、勿論、天気が悪いせいなんだろうとは思ってたんですが
でも歩き出すと奥の方には4〜5台ほど止まっていたので
少しホッとしました。
歩き出しはクマが心配だったんですが
後ろから2グループ程追いついてきて少しホッとしました(^^)

あ、因みに、泊まりで行きました。
翌日は曇りのち晴れの予報だったんですけどねぇ…
っっと、ここからは後編で♪
Commented by zbjsower at 2018-10-08 07:52
遅くなりましたがお誕生日おめでとうございました!
そして、息子さんがバイトをされているお年頃という事にちょっとビックリ!
いつか親子で登山とかもいいんじゃないですか?^^
サプライズでケーキを買って来てくれるなんて、とても素敵なエピソードです^^

かわみんさんは雨ががっつり降っていても登山決行するのですね。
私はきっと止めてしまうと思います^^;
曇りでも、景色が良く無さそうだからやめとこう・・・って思ってしまいます;;
流石だなあ~~って思ってしまいました。
Commented by mt_kawamin at 2018-10-10 21:31
*Hideさん

あら?そんなに若いと思ってました?笑
我が家の息子は大学生ですよ(^^)
そして「いつか親子登山」ではなくすでに「親子登山」は休憩中です。
息子が小さい時から北八エリアで歩いたりしてまして
小学生5〜6年生くらいからは本格的に歩き出して
北岳、穂高を含めた北アルプスや南八とかたくさん歩いてたんです。
中学生になっても部活の合宿後は練習が連休になるので
それを利用して山へ連れて行ってたんですが
体を休ませる間も無く連れて行ってたら中2の頃
「部活忙しいからもう行けない」ときっぱり断られて今日に至ります笑

そして雨の日の登山ですが、基本的に
日帰りの雨なら行きません。
縦走や泊まりの計画で行程中のどこかで晴れが望めるなら
1日目が雨でも、最終日が雨でも行っちゃいます♪
雨や霧が似合う山もあるし、そういう雰囲気を楽しむのもすきなんです。ただの物好きなのかもですね(笑)