つながる*noyama

表銀座ぶらり part 3

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途中ですれ違った方にこの先の状況を聞くと
これまでの高度感ほどじゃないと言う
病は気から
と似たようなもので
大丈夫と言われるとどんな道も大丈夫に思えてくる。










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ヒュッテ大槍 到着
実は実は、もうずっとずっと、何年も前から憧れてた小屋。
もともとテント泊ばかりで小屋泊をほとんどしないし
いつか来れるんだろうか…。と思ってた小屋だっただけに
めちゃくちゃ感激!
外の窓から覗くとプレモルのサーバーが見えて感激!
中に入ってみるとこじんまりしてるけれどとても綺麗で
写真で見た通りの赤×白チエックのクロスが
テーブルには掛けられてて感激!
そしてそして、
ここを訪れることがあったら絶対買おうと思ってた手ぬぐいを二枚大人買い
ついでに山ピンバッチも♪
何よりも小屋の入り口、見て、この素敵なエントランス
ここはツェルマットかユングフラウ?
どれもこれもオシャレで素敵なんだな




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あぁ、もう思い残すことはもうない
これでこの旅が終わってもいいくらいの満足感。
いやいや、まだまだこれからでしょう
もうお腹いっぱいで食べれません!!
ってくらい夢のような美しい景色を見るんだから。


そしていつか、きっと泊まりに来よう
ここから槍ヶ岳を、穂高を
嫌!ってくらい眺めよう。

*

*

*
一人興奮冷めやらぬまま見晴らしの良い
ヒュッテの上側で写真を撮っていると
20代くらいの男子に話しかけられる

「今日はどちらからですか?これからどちらまで行くんですか?」

今日は肩から来て西岳ヒュッテまでだと言うと

「東鎌尾根は梯子や鎖場が多いので気をつけて下さいね」

と。

「そうですね、ありがとうございます^^」

と言うと

「そうは言っても僕は歩いたことないんですけどね」

っって!
歩いたことないんかい!!!

ツッコミたいのはガマンして苦笑い。
その後彼は

「明日は大キレット越えるんですけど、東鎌尾根より大変なんで」

と言う。

東鎌尾根歩いたことなかったよねー?wと思いつつも
「わーいいですね、南岳からの眺めもいいでしょうね〜」
と言うと

「歩くの初めてなんですけどね^^」

っって!!
それも初めてなんかい!!!!

とツッコミいれたくなる二度目の「ない」発言にこけそうになった。
終始ベテラン風な口調だったけれど
自分の不安を打ち消すためにそんな風な話し方してるのかなぁとも思ったり。
面白い子だった。
無事に楽しく歩きとおせますように。

ツッコミ所満載な彼のお陰で
なんだか身体が軽くなった気がした。
さて、水俣乗越までもまだだいぶある。
先を急ごうか。




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初めて歩くトレイルは目に映るもの全てが新鮮で
槍ヶ岳の北へ伸びる北鎌尾根のその迫力に恐れおののき
涸沢のカールとその向こう側に見える前穂のギザギザのかっこ良さにうっとりし
肩から延々下って下って
前を向くと更に下って・・・
そしてまた登るって事実が目の前にあってがっくりして






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そうしてここ。
出たなっ!
そんな感じな長い長い梯子だけれど
肩からヒュッテ大槍間の痩せ尾根に比べたら
こんなの全然怖くない。(それくらい痩せ尾根が怖かったって事)




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槍ヶ岳肩〜ヒュッテ大槍間の痩せ尾根は本気で怖かった
幅が狭いところも風吹いたらバランス崩しそうで怖いし
一枚岩みたいなところもあって
そんな勾配はないんだけれど、槍ヶ岳側からだと下りになるし
雨が降って濡れたら確実に滑りそうだし…
晴れてるし乾いてるけど、それでも滑りそうだし。
これから歩こうと思ってる方は天候に要注意!(滑落事故多し!)





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水俣乗越 


地図のCTを大幅にオーバーして到着。
でもいいんだ、無事ここまでこれたんだもの。
心からホッとした瞬間


それにしても、道標の西岳方面の部分はなんて書いてあったんだろう?



水俣乗越から先はすっかり樹林帯で
深呼吸すれば
深い緑の匂いにむせそうなほど。





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深い緑の森の高度を上げていき
視界が開けるたびに振り返って
視界が開けるたびに
そこに穂高が見えるのを確認して
空見て
匂いを嗅いで
そしてまた歩き出す。



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崖に取り付けられた木道と梯子と九十九折の道を登ると
ひょいっという感じで岳樺に囲まれた登山道になる
急に気持ちよくなって足取りも軽くなって
あぁ、もうすぐだってわかると足早になって
赤い屋根のヒュッテ西岳へ辿り着いた。



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テント泊は1,000円/一人
トイレはテント利用者も一回/100円払う。
幕営地は小屋の向こう側だ。


張れないほど混んでたらどうしようと心配だったけれど
先客はたったの3張
しかも私たちが着いたあとは誰もこなかったから
全部で5張
土曜日とは思えない贅沢な専有面積を得ることができた。


先客は3張なのだからテントを張る場所は選びたい放題で
槍ヶ岳を真正面に眺められる場所も空いていたのだけど
なんだかそこはみんなのための場所って気がしたから張らず
逆方面の常念岳が眺められる素敵なところに我が家を建てる。



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夕方も近い15時過ぎ
陽の光も優しくて
雲はまるでブラインド代わりをするかのように
薄く、控えめに広がって
その雲は山肌に影を落とし
それは一枚の絵画のようなのだ。



刻々と変わってゆく雄大な自然の絵画に感動して
いつもは反対側から眺めてた場所に今いて
それがなんだかとても不思議で、でもうれしくて
幸せな気持ちいっぱいで槍ヶ岳の方へ向かう



雲の合間から射す光を浴びて
神々しいばかりにそこに槍ヶ岳は聳えていた。




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by mt_kawamin | 2018-09-04 07:00 | 山登り | Comments(4)
Commented by koruko-yuki at 2018-09-04 13:12
ああ、かわみんさん、ことにトップの写真の素晴らしさったら!
やっぱりフィルムですよ。
すごいなぁ、それにしてもこの懐かしさは…
って古いアルバムを引っ張り出してしまいました。
でもこんなに怖くはなかった気がする。
逆ルートだったからかしら。
それに何より若かったしね。

この夏の不安定な天候の中、
いい時に行けて良かったですねぇ。
Commented by mt_kawamin at 2018-09-04 21:39
*ゆきさん

filmで撮った写真は奥が深い気がするんです
想像させてくれるんです。時間とか空気みたいなもの?
Topの写真とかもそうだけど
パキっとしてないから、光とか雲とか
纏ってる感じが優しいんですよね〜そういうのが好きです❤︎

東鎌尾根(ヒュッテ大槍~肩間)は逆なら怖くなかったんじゃないかなぁって自分ではそう思ってるんです。
全てが目の中に入ってこないっていうのが大きいのかなぁ。

この夏、びっくりするくらい雨に降られません
やっぱり普段の行いがいいのかなぁ?笑
Commented by ほたか at 2018-09-05 21:36 x
かわみんさん、こんばんは。

表銀座、初めてだったのですね。
逆コースが初めてなのかと思ってました。

東鎌尾根、確かに逆コースで下っていく方が、高度感ずっとありそうですね。

という私も、
ベテラン風の男子と同じく、表銀座は歩いたことないですんが…(-_-;)

ヒュッテ大槍~西岳あたりは、何処を見渡しても素晴らしい山並みで、
ホント贅沢な縦走路ですね♪

ヒュッテ大槍、お洒落な山小屋なんですね。
プレモル飲めるのですか??
私もいつか泊まって、槍穂を眺めたくなりました。

写真もとても綺麗ですが、
日が西に傾く頃の山の情景の表現が、
特に素敵だなーって、いつも思いながら読んでます。
Commented by mt_kawamin at 2018-09-06 07:56
* ほたかさん

表銀座、初でした!
燕岳から大天井岳を経て蝶ヶ岳へのルートはあるんですが
初めて歩くトレイルは感動いっぱいでいいですね♩
とても新鮮な気持ちでその場で足踏みしたくなりました笑

ベテラン風、恐らく経験値低い男子は面白かったですよ。
普通なら「知ったかぶりしてー」なところでしょうが、正直に
「一回もないんですけどね」ってところがクスっとなって何とも微笑ましかったです。

ヒュッテ大槍からも、どこからでもほんとにステキです。
森の中に入ってる時ですらステキと思ってしまいます。
あえていうなら、北鎌尾根の迫力は槍ヶ岳より凄いなーってのと
東鎌尾根から眺める前穂高岳がカッコ良かったです。
そうそう、ヒュッテ大槍は多分、プレモルあるじゃかいですか?黒ビールもあるらしいです!ハーフ&ハーフとかも!

雲が湧いて槍ヶ岳や穂高が隠れてしまって
少し雲が切れた時
あまりの神々しさに震えるくらいでした。
いつもありがとうございます♩¨̮ *

またお待ちしておりまーす♩