春うららかな裏高尾から -前編-
先日裏高尾を訪れたのは
スミレの盛りには少し早かった四月の初旬だった。
あれから二週間。
麓の桜は花吹雪が舞う4月16日
まだスミレは咲いてるかしら?
この春3度目の裏高尾へ。
大下のバス停を降り見慣れた車道を木下沢林道へ
春の眩しい光に目を細めながら歩いていけば
時折吹く風が花吹雪を舞い散らせます。
その足元の草地では立坪菫が大きなブーケを作っていました。
そんな様子を横目で見ながら木下沢林道へ。
林道入り口から元気に咲いていたのは二輪草
この後も楽しみになります。
最初に出迎えてくれたのは長葉の菫細辛
この菫は帰るまでの間、あちこちで一番咲いていた菫。
そろそろ叡山菫は終わりの様子で
先日訪れた時の方が淡い桃色も可愛くて綺麗でした。
今日は大分お疲れの様子。
それでも十分可愛いけれど。
相変わらず元気一杯なのは立坪菫
あっちでもこっちでもブーケを作ってました。
ふっくら丸くて緩く反った花びら
この子たちが今日一番可愛くて見惚れてしまったくらい。
柔らかい斜面に小さな株を幾つも作りながら
可愛らしい花を咲かせていました。
砂利窪から景信山へ向かう登山道でも。
よーし
次のお目当は高尾菫!
先日2輪しか咲いてなかったから
今日は期待していた高尾菫。
けれどもいつもの場所の高尾菫は日当たりが良すぎてなのか?
かなりヨレヨレで可哀想な様子です。
沢から水を運んで掛けてあげたかったくらい。
今日は高尾菫が一番いい時期だと思ってただけに
残念な気持ちでトボトボ歩いていると
白い花びらの菫。丸葉ではありません、日陰菫です。
注意深く近くを探すと、やっぱり咲いてる
やっと逢えました。
二輪草が林道の際で
沢の近くで、土手の斜面で
みんな光に向かって花びらを開いていました。
勿論、二輪草だけではなく
風も穏やかな春麗らかなこんな日ですから
木々も草花も元気すぎるほど。
木下沢野営場跡地に着くと
予想に反して人はまばら。
全く山に登ってないけれど
とても静かなのでここで休憩を取ることにします。
by mt_kawamin
| 2017-04-23 19:00
| 山登り