つながる*noyama

白い尾根へ 丹沢 -part3- 

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1/16 mon am 4:00


眠る前、靴下も脱いでダウンも勿論脱いで
薄着で寝たら夜明け前の4時過ぎ 寒さで目覚める。
それは震えるほど寒いというものではなく
顔の周りにある空気が冷んやりしているていどのもの。



朝食は6時から。
あと一時間は眠れそうだ
布団に包まってゴロゴロしてるのが大好きな私にとって
この微睡みは至福の時である。





5時がまわり、しまちゃんがゴソゴソ動き出したのに合わせて私も起きる
決して自分から先に起きないのだ。笑
身の回りを少し片付けて、身支度していると
6時前、朝食の時間になった。



朝のメニューは炊き込み御飯にお味噌汁
金平牛蒡にオクラの和え物などなど
これまた美味しくってあっというまに平らげる。




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ご飯を食べ終わる頃、
ようやく東の空が紅く染まり始めてきた




am 6 : 12





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藍色が少しづつ紅味をおび
夜から朝への色が重なり合って複雑な色合いを作っていく。



心に沁み込む、そんな美しい風景だけれど
氷点下の外に出てまで写真を撮る気がない私たちは
こんなステキな夜明けのシーンを部屋から激写。
しまちゃんと交互に片付けしたり写真撮ったり。




そんなあっちもこっちもやりながらパッキングしてるものだから
出発の準備完了して部屋の扉を開けると
ガランとした大部屋には既に誰もいない。
階下へ降りてもそれは同じで
窓の外で、出発の準備をしている声が聞こえるだけだった。




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お世話になりました!



窓に朝陽が届く頃 小屋を後にした。



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am 6:58 みやま山荘





今日の行程は

行けるようなら蛭ヶ岳まで行こう


そんな大雑把な計画だった。
大雑把というと聞く人に依っては「なんていい加減な計画なんだ」
と思うところだろうが


決して無理はしない。



Have a good time!というところだ。
それでも最初に決めた『出来れば7時出発』に間に合っちゃうなんて
幸先良いではないか。
しかも山に歓迎されてるとしか思えないほど空は青く澄んでいる



さぁ、行こうか。




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丹沢山から蛭ヶ岳までは約2時間弱の行程で
私が丹沢一好きなルートである
雪がたっぷりな冬も緑の美しい季節も
牧歌的な風景が心をくすぐる素晴らしいルートなのだ。
勿論、
updownを何度も繰り返す。ということを忘れてはならない。




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振り返れば眩しいほどの太陽
キラキラ輝く雪面
この上ないほど高く澄み渡る青空
こんなステキな風景を前にして速く歩くなんて出来る筈もない
歩いては止まり、止まっては歩く
それを何度も何度も繰り返していく。






丹沢山から蛭ヶ岳間がぽっかり抜けてるというしまちゃんも
この風景が気に入ってくれたみたいだ。
喜んでもらえるとやっぱり嬉しい。




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am 7: 58 不動ノ峰休憩所





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黄金色に輝く相模湾があまりにも美しくて足を止める
朝陽を写してこれほど光るなんて
寒いこの季節だからこその風景



この上の不動ノ峰からの富士山もすごいんだよ



早くしまちゃんに見て欲しくて
何故だか自分が早歩きになっちゃう
青空に向かって駈け出さんばかりに勢い良く登ってゆく








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不動ノ峰に辿り着くと
富士山はその姿をしっかりとわたしたちに見せつけてくれた







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雲がスッキリ取れた姿ではなかったけれど
それでも充分に美しい姿の富士山を背景にして





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不動ノ峰から下って登り返し棚沢ノ頭へ
目の前に蛭ヶ岳山荘もしっかり見ることが出来る





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棚沢ノ頭からゆるく下ってゆるく登り返す
雪深い木々の間を抜けていくと鬼ヶ岩だ。





みやま山荘へ予約を入れた際
鬼ヶ岩は状況に依ってはピッケルが必要かもしれません
と言われていた。
今回わたしたちは、軽アイゼンとストックで歩ける範囲
と決めていたのでピッケルは持っていないが
昨日、丹沢山へ向かう途中
蛭ヶ岳から大倉へ戻るという健脚女子から
しまちゃんがシッカリ情報を貰っていて
雪がしまってれば問題なく歩けますよ
とのことだった。
勿論、状況は時間とともに変わるから
歩いてみて大丈夫そうなら蛭ヶ岳まで行こうと決めていたのだった。





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いよいよ鬼ヶ岩だ




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鬼ヶ岩からの下りは
朝の早い時間だからか、雪はしっかり締まり
注意深く歩けばなんら問題なかった。



鬼ヶ岩から一つ目の急下りをこなしたところで新潟からの5人パーティーとすれ違う。
蛭ヶ岳のピーク踏んで大倉へと戻るところだった。
さすがに早い!下山後に高尾山まで歩こうと言うだけはあるね。
本当にいくのかなぁ
そんな話をしている内に蛭ヶ岳もあと少し。





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am 9:25  蛭ヶ岳 1672.7m



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前回ここへ来た時はガスで真っ白だったというしまちゃんは
富士山もしっかり、黄金色に輝く海もしっかり眺めることが出来て
うん、ヨカッタね♪


風も強くないし、ここで休憩しよっか



甘いもの補給したーい!
というわたしのリクエストを受けて
しまちゃんが用意してくれたのはお汁粉だ。
雪に半分埋まったベンチに陣取ってお汁粉の準備をする。
インスタントの簡単なやつだよ
と言いながらも、そこへ雪見大福を投入するっていうのだから
もう〜やるなぁ〜♪
冬の寒いこの季節だからこそ叶う、アイスクリーム入りのお汁粉なのだ。




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あったか〜い!
冷た〜〜い!
美味し〜〜っい!!





つづく…。*:゚




by mt_kawamin | 2017-01-24 19:00 | 山登り