つながる*noyama

涸沢カールと二輪草  Part 2

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Part 1は→こちらから

写真は夕暮れの涸沢
紅く染まった雲が走るように流れた。








徳沢まで写真を撮るのに時間取りすぎたり
素敵な人たちとの偶然の出逢いがあったりで
驚くほどのCTで徳沢着

水分補充してここはすぐ横尾へと出発。



横尾までは約1時間の道程。
ちょっと巻き気味で歩きますか〜!
と思うのも束の間




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私達の足止めをするのは勿論、ニリンソウ。





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小梨平から横尾に向かって少しづつ登ってるせいなのか
それとも日照条件なのか
徳沢から先に咲いているこの子達の美しさったら
どんな人をも笑顔にしてしまう程


・・・・
    ・・・・。



ここまででもだいぶCT押してる筈

「ごめん!あと1枚だけ」

何度あと1枚と言ってるんだろう。
1枚で終わってないことは明らかです。
辛抱強く待ってくれるKさん。。。ゴメン!




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ニリンソウにさよならして
横尾までの道を急ぎ足





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10:45 横尾 着


エナジー&水分補給
トイレが掃除中のため、ここでも若干の足止め




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11:00 横尾 出発




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頭の上の空はいよいよ青さを増してきた
陽射しは初夏のそれと同じように
そして風は爽やかで穏やかに。




本谷橋までのトレイル
山側の土手には今が盛りと菫が溢れんばかりに咲いている。
ここはまだ春なんだなぁ・・・




なぁんて呑気に思っていても
肩にかかるザックの重さは軽くなる訳もなく
寧ろずっしりと重みを増してるんじゃないかとさえ思ってしまう。
縦走の装備より軽い筈なんだけど。



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本谷橋が確認出来るところまで来ると
さっきまでの様子とは打って変わって
いきなりの残雪の山。


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この時、本谷橋は架けられてはいるけれど
まだ通れません。
沢筋の冬道を直登で登っていきます。





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パックリ口を開いた沢筋の冬道を
気をつけながら登っていく
お世辞にも綺麗だとは言えない
枯れ枝が散乱している重い雪の上をザクザクザック。




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雪道になった途端
今までよりザックの重みがずっしり
足元も重い。
アイゼン付けてもざらざらの雪に鉄の爪は効かないようで

「あぁぁ・・・もうやだ。歩けない。」


毎度のヘタレな私の台詞。


Kさん、ここでも辛抱強く

「あの平らなところまで頑張ろう♪」


遠くにゴジラの背中が確認出来ると涸沢が近いことがわかる。




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そんなことを何回も繰り返してるうちに
涸沢ヒュッテが遠くに確認。



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山小屋あるある。

見えてからが遠い・・・。





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14:25 涸沢ヒュッテ 着




横尾まで初夏のような陽気だったのに
ここは雪がたっぷり
冬にタイムスリップしたかのようなてんこ盛りな雪


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バタバタバタ
と大きな音を立てて県警?のヘリが飛んできた。
スルスルするっと誰かが降りてきたなぁと思ったら
誰かを連れて又ヘリの中へ。



渦巻くような風と大きな音と共にヘリが遠くに飛んでいく。
さて・・・設営の続きをしなくては。



この日、涸沢野営場は
いつもの位置よりもだいぶ高い位置に。
そう、雪がまだまだ数メートルも積もっていて
山岳救助隊の小屋の屋根がやっと掘り起こされたばかりだったのだ。
どおりでいつもよりカールが近く感じる筈だ。






テント場の先客は2張だけ
どこに張ろうか・・・
場所は幾らでもある。
が、整地してあるところを使えば無駄に労力使わずしてテントを建てられる。
人の褌で相撲を取る作戦である。
まず、Kさんが場所を決め、私はそのお隣に・・・
と、思ったらKさんの場所は雪の壁も出来ていてあと少し整地すれば設営可。




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「先にこっち立てちゃうね」

テキパキと設営に取り掛かっている
私のところは?と言うとまだまだ掘らないといけない・・・
1から始める感じなのだ。


「私にだけ整地させてるってブログに書いちゃおっかなぁ」




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半ば脅しである。
いや、半ばというかまんまそれである。笑
その後、私の場所の整地をKさんにやって頂いたのは言うまでもない。
無事に設営完了。
(私もちょっとはやったさw)






さて、設営だけでだいぶ手間取ってしまった。
早く早く喉乾いた〜!
ビールぅぅ〜〜〜♪



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乾杯!お疲れ様、私たち♪


ここに来るまで出逢った人達のこと
出逢った花達のこと
雪の状態
ちょっと面白かった事、つらかったこと
ビールを飲み交わしながら話せば
どれもこれも素敵な思い出へと変身していく。






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夜が帳を下ろす準備をする前に
夕飯のしたくもしちゃおうと
売店横のテーブルに移動。こちらは火器使用可なのだ。



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今夜はすき焼きだよ

大事に大事にザックの一番上にそ〜っと乗せてきた卵も無事
あったかいうちに召し上がれ♪



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山の中で着込んで鍋を囲んで
山の話や友達の話
次の山の話・・・etc

話は尽きないね。




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だいぶ陽が落ちてきたよ
寒くなったね



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飲み会はテントへ移動して
テントから顔を覗かせながらゴクリ・・・。





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走る雲を眺めながら

尽きる事のない山の話をする。
贅沢な山時間。







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Part 3へ続く


by mt_kawamin | 2015-06-04 22:55 | 山登り