つながる*noyama

天空の宿へ part4 -船窪小屋-

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船窪小屋から七倉岳へはほんの数分



でも急ぐこともない
今日は下山だけの一日なのだから
思う存分、山の上の空気を吸っていたい
だからこそ勿体ぶってゆっくり歩く







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小屋を出て少しだけ登って振り返ると
餓鬼岳から燕岳、
その先の大天井岳から槍ヶ岳への表銀座縦走路もバッチリの大展望




なんていい天気なんだろう
なんて素晴らしい景色なんだろう





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七倉岳のピークから少しすすんだ眺望のよい稜線で
3人は各々写真を撮ったり遠くの山を見つめてたり
その時間を楽しんでいた







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深く切り込んだ谷と
視線の先を横切っていく烏帽子岳〜野口五郎岳への縦走路
更に重なるように奥に見える縦走路は立山から薬師岳へと伸びる縦走路


こんなに見せられてしまうと
次はどこを歩こうか?って妄想逞しく
北アルプスに恋い焦がれる乙女がここに三人
ただただ歩いた気持ちになってウットリしている







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ふんわり浮いてる雲が少し移動したからって
ちょっと構図を変えて撮ってみたり
それでも何枚撮ったって満足なんか出来きるわけなくて



今見たこの瞬間を切り撮って届けたくて
でもわたしの腕では感じたままの空気感や
見たままの風景は到底届けられる筈もなく


そんな訳でBGMなど聴きながら読んでもらえるといいかもしれない
例えば…


人生のメリーゴーランド…


なんてね♪









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誰もこない、誰もいない稜線で
人の気配がしてきたと思ったら
小屋番さんたちが登山道の整備へ行くという


小屋番さん達に いってらっしゃーい
手を振って見送る


針ノ木岳方面へと縦走へ向かう
船窪小屋のお客さまも続いて登ってきて同じように

いってらっしゃーい

と手を振って見送る




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出迎えてもらって見送られるだけではなく
こうやって山の上で人を見送るっていうのも
なかなかいいかも





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小屋に戻ると
私たち以外の最後の登山客が出発しようとしていたところだった

カーーン

お見送りの鐘が鳴る






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小屋に入ると静まり返っていた
窓を通して外を見ると
タルチョが静かに風に揺れている






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パッキングを済ませ
すっかり片付いた私たちの寝床だが
Hさんがここをお掃除すると言うので私たちもお手伝いさせて頂くことに



布団の畳み方、お掃除の仕方を教わりながら片付けていく
プチ小屋番体験だ
なんなら他のお部屋のお掃除も…
と申し出たら、
他のお部屋のお掃除はとっくに終わってると


そっか、わたしたち随分ゆっくりしてるもんね
ポリポリ







      



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帰り支度が終わって外へ出てきたものの
まだまだ帰るつもりがない
と言うか…まだ帰りたくない



    珈琲でも飲みましょうか



shimaちゃんがcafé Funakubo を開店してくれた



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珈琲も飲み終わりデザートも食べ終わると
いよいよ出発時間を延ばす為の手立てが全てなくなった


まだまだここにいたいけれど
私たちには帰る場所がある
帰らなければ次のスタートを切ることも出来ない



そろそろ行かなくちゃ…
ここでの楽しかった、沢山の感動を思い出して
それを一つ一つ記憶に残していく




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外トイレの手洗い用の水だって



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歯磨き用の洗面台だって何故か愛おしい。







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小屋のスタッフ皆さん集合♪
登山道整備から戻ってきたところもパシャ

素敵な笑顔を見せてくれてありがとう









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お母さんも小屋番さんも
みんなずっと手を振ってくれた




わたしたちも何度も振り返って手を振る




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それが嬉しいのと寂しいのと
色んな感情がごちゃ混ぜになって

これほどまで後ろ髪を引かれたことがあったろうか






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お花畑まで歩いてくると
昨日見れなかった風景が広がっていた



空は晴れ渡っているのに
昨日と同じ吾亦紅をみても
何故か今日は寂しげに見えてしまう





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歩いている間にも
綿菓子のような雲が湧いたり消えていったり


夏雲の中に、時折秋の雲が現れて
吹く風もどことなく秋の匂いがする
ちょっぴりセンチメンタルな気持ちになったのは私だけ?










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沸き立つ雲に見惚れながら歩いていると
天狗の庭に着いてしまった
ここから先は樹林帯で
蒼い山波を眺められるのもここで終わり




  これで終わり これが最後



何度もそう思いながら山々を眺めてきたけれど
ここが本当に最後の展望地だから
しっかり脳裏と瞼にその景色を焼き付ける



   マタネ



心の中で呟いて
樹林帯の中へ吸い込まれていく



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急な勾配を木の根っこに気をつけて下りてゆく
登ってくる時はハァハァ喘ぎながら登ってきた鼻突き八丁も
下りはスルスルっと息も上がらず下って行く




気づけば針葉樹の森からブナの森へと植生が変わり
あっという間に登山口へと辿り着いた


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振り返るとそこに見えるのはぽっかり開いたトンネルの入り口
見上げて空を仰げば
わたしたちが歩いてきた尾根は遥か遠くにあった






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七倉山荘で二日間の汗を流し
HさんとMちゃんに別れを告げ
東京へ向けて車を走らせる








天空の宿はわたしに夢のような時間を与え
今までとは全く違う山の楽しみ方を教えてくれた



今年の夏山を振り返ると
北アルプスばかり歩いていた
それはとても贅沢なことで
憧れていた地も踏め、逢いたかった景色にも出逢え
そして泊まってみたかった船窪小屋へも訪れることが出来た

ザーザー降りの雨の日も
真っ青な空の日もどちらも同じように楽しんだ


心から山と対峙できた貴重な時間を持ち
今までで一番充実した今年の夏山たち
この山を下りてわたしの夏山は終りを告げる




次は秋の山が待ってくれている




おしまい…。*:゚




    



by mt_kawamin | 2016-09-22 19:00 | 山登り | Comments(8)
Commented by pallet-sorairo at 2016-09-22 20:03
いい山旅になりましたね。
船窪小屋は私もまた訪ねたい小屋です。
それにしても、
かわみんさん今年はずいぶんいいお天気ゲットしていませんか?
羨ましい(^^。
Commented by mt_kawamin at 2016-09-22 20:46
*palletさん〜♪

船窪小屋、本当に魅力的な小屋ですよね
だからこそお父さんにもお母さんにも
いつまでもお元気で居てほしいなって思います。
だいぶ、足が弱くなったらしく歩いて登るのが
難しくなってるそうですが…

食事も丁寧に作られていてとっても美味しいし
小屋泊まりはいいなぁとつくづく思いました❤︎

お天気♪
雨降りもありましたよ〜
7月の西鎌尾根はピークは樅沢岳しか踏めなくて
双六も雨ザーザーで、笠行かず下山しましたもん
でも、比較的雨予報でも降らなかったり
晴れ間も出たりして、晴れ女で終わりたいです(*^^*)
うちは夫がスーパー雨男なんで困ります(笑)
Commented at 2016-09-22 23:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2016-09-22 23:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mt_kawamin at 2016-09-23 13:58
*鍵コメ様

初めまして。
数多くのblogの中から
私の様な拙いblogを見つけて下さり
また、足跡まで残して下さってありがとうございます(^^)

最近はキャンプだけをしに行くことはないですが
子供が小さい時はよくキャンプに行きました♪外で飲んだり食べたりする時間は
山じゃなくても素敵な時間ですよね♪

そして写真もお褒め頂きありがとうございます。
とても励みになります。
今夜から山へ出掛けるので今日明日と言う訳には行きませんが
こちらからもblogへお邪魔させて頂きますね。
ヨロシクお願いします(^-^)
Commented by mt_kawamin at 2016-09-23 14:18
*鍵コメ様

exciteの方の不具合だったのかもしれませんね
ダブった分のコメントはこちらから削除させて頂きますね。
ご丁寧にありがとうございました(^^)

Commented by ゆず at 2016-09-25 21:06 x
かわみんさん、こんにちは~♪

船窪小屋の二日間、とてもステキな時間でしたね♡

周りに見える景色もとても綺麗ですけど小屋の方々の笑顔がすごく素敵です。

私ブログ見ていて初めて泣いてしまいました。
なんでだろ、こんなことなかったのに…

開いていた心の隙間に入っちゃったのかな♪

今日もステキなストーリーをありがとうございます。

Commented by mt_kawamin at 2016-10-01 12:28
*ゆずさん、こんにちは♪

返事が遅くなってしまってごめんね
blogの返事は出来ればPCから打ちたくて。

ところで船窪小屋の二日間
今まで感じたことのない素敵な時間が流れました。
この小屋の立地条件も不思議で
とても狭い尾根上に建っていて
そこだけ異次元みたい。
大町側を背中にして180度全部北アルプスの名峰が鎮座していて
それはそれは素晴らしかったですよ(*´ー`*)

そして・・・そうなんです。
小屋の方々の笑顔がとってもいいでしょう?
しまちゃんも書いていたけれど
この日の小屋のblogに
私たちのことが書いてありました(笑)
写真撮影してることろ♪

blogを読んで涙が出るって
それだけゆずさんの心に問いかけられたのかと思うと
ブロガー冥利に尽きます❤︎
実は自分でも書きながら涙したけど。ぷぷぷ

いつも来てくれてありがとう
次も頑張って書くね〜ってもう10月(笑)