つながる*noyama

北アルプス最奥の地へ part1 折立〜太郎平編

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計画しては台風が来て
計画しては実家の家族が入院して
計画しては8月の盛夏だっていうのに車のエアコンが壊れ…




毎年夏になると何か事件が起こるもので
一生あの地へ行くことは叶わないんじゃないか




そう思って早3年。
夢にまで見たこの日がやっと来たのである。
折立から雲ノ平、鷲羽岳、黒部五郎岳を周り折立へ戻る夢のグルリップ


あぁ…夢なら覚めないで・・・


そんな想いを抱きつつ待ち望んでいたあの山々の麓へと。











自宅を20時には出よう。が
21時には…になり…
しまいには22時出発に。


有峰林道のゲートが開く6時に合わせるつもりが
これじゃぁ8時過ぎるのは確実に。

相変わらずのグズグズなわたしの行動に
走り出したばかりの車中は険悪ムード。


それでも静かに車は富山へとひた走る。


8/4 Thu




松本ICを過ぎる頃には東の空は日の出の準備万端。
東の山の上から朝陽が射す頃にやっと妙高を過ぎ
長時間の運転は疲れと空腹を呼び
もうお腹が空きすぎて不機嫌になりそう・・・
と立ち寄ったのは有磯海SA



北陸道を走るなら寄りたいと思っていたSAである。







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胃袋をグッと掴むようなこの朝のメニュー

白海老のあんかけ丼
ネバネバ冷やしうどん(名前忘れ)


さすが富山!


SAで出すメニューとは思えない
見た目もとってもシャレオツで
しかも味もなかなかの美味。

「帰りも寄りたいSA」

そんなキャッチコピーなぞ付けたところで先を急ぐので
再び車を走らせ立山ICをout


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もう既に去年の立山を懐かしいと思ってしまう
富山地鉄の線路を右手に見ながら
県道7号から芳見橋を右折して県道182号〜43号と繋ぎ
亀谷温泉を経て有峰林道へ。





折立へ着くと、登山口直近の駐車場は既に満車。
路肩にも路上駐車している車は何台も。
梅雨明け後最初の土日を控えてるとはいえ
今日はまだ木曜日…それで満車とは。


と思ったら、臨時駐車場があるらしい。
登山口を左に見て500m奥へ進んだところらしい。




途中、前から「ブルドックソース」と書いてあるワンボックスカーとすれ違い
なんでここにソース?と思ったら荷揚げ用のヘリポートが先に。
なるほど。

ヘリポートを右に見て更に進むと
広い駐車場に着く。



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雨が降っても水捌け良さそうなところに車を止める

身支度整えて、先ずは登山口へと向かう。



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折立の登山口へ着くと
既に早々下山してきた人
これから入山する人でそこそこの賑わい。

トイレを済ませザックを背負い直していると

「ゴローの靴、おなじね」

と声をかけてくれたおばさま。
新穂高から歩いてきたらしい。

昨日までほとんど雨で大変だったけど
今日からお天気いいから楽しんできてね



いってらっしゃい

と背中を押され

いってきまーす

と手を振る。

幾つかの言葉を交わしただけでも
心にポッと明かりが灯るような
こんな出会いが嬉しい。




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am 9:32 薬師岳登山口



太郎平へ向けて、さぁ、出発だ。




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歩き始めから急登が続く。
ザックとカメラで総重量18kg

テント泊の時は出来る限り15kg以内と決めているが
大幅な容量オーバーにいつもよりペースが遅い。


と思っていたのに
歩き始めたばかりだからか
30分もCTより早く最初の目標地点へ到着する。



am 11:03 三角点ベンチ





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ベンチが8つほど設置され
ゆっくり休憩出来そうな大きめなベンチ


朝食べきれなかったおむすびを一つ頬張る
太郎平小屋まではあと3時間
テント場までは更に20分。

よし!





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三角点ベンチから15分も歩くと樹林帯から離れ
広い尾根道を歩くようになった。




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登山口まで青かった空も
尾根に乗ると前方は真っ白

少し残念な気持ちはあるけれど
初めて歩く山というものは
いつでも心踊る。


この先曲がったらどんな景色なんだろ?

そう思うだけでワクワクするものだ。
そりゃ晴れがいいに決まってるけれど。



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南米に生息する毒蛇みたいな色合いの鉄塔があったり






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湿原っぽかったり
8月がまだ始まったばかりなのに
もう秋の便りが聞こえてきたり。



背中に背負ってるザックの重さは
歩く度に重くなってる気さえするけれど
そんなツラさも何故が楽しい。笑




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ゆるく登って
ゆるく下って


ゆるく登って
ゆるく下って


ゆるく登って…



pm 12:45 五光岩ベンチ



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この雲の中に
きっと五光岩と呼ばれる岩があるのだろうけれど
本日はお預けだ。


水分だけ補給して出発。





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伸びやかな尾根が続くトレイルは
生憎の天気で眺望は効かなくとも
歩いているだけで心がスカッとする





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少し前から高校生らしき幾つかのグループとすれ違う。


こんにちはー

こんにちはー


みんな元気だ。
地元の高校の学校登山で薬師岳でも登ったのかな?






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池塘がぽつぽつ見える頃には
視線の先に小屋がチラリと見えてくる




太郎平小屋である。





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pm 2:00 太郎平小屋






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ここで一休み・・・
と、いきたいところだけど
あと20分も歩けばテン場なので小屋はスルーする。



が・・・しかし
太郎平小屋に着いてホッとしたのか
ここへきてドッと疲れが押し寄せてきた。






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ここから下るだけだと言うのに足が進まない
目の下にテン場が見えてるのにノロノロ




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pm 2:32 薬師峠キャンプ場  標高2,294m



設営完了してお疲れのプシュ
と、一本一気飲みすると
寝不足の身体にアルコールが浸透すると同時に
そのまま夢の世界へ




うつらうつら



テントを叩く雨音が聞こえるな・・・

あぁーあ 雨か



夢なのか現実なのか
そのまままた眠りの世界へと誘われ
小一時間ほど経ったろうか
ボーーッとしながら瞼を開ければテントを通して陽が射している


あ・・・晴れてる


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テントから顔を出せば
歩き出してから一度も見えなかった青空がそこに広がっていた。



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よーし
じゃぁ、夕飯の支度しますか!


独り言のような
相方への声かけのような
曖昧な音量で一人ごそごそと行動開始。

必要以上にテントのジッパーを開けたり閉めたりして
起きてますよーーと自己主張。
そのうち相方もテントから這い出てくる。




お湯沸かしてアルファ米作っておいてね

あと10分したらビール買いに行ってね


使えるものは誰でも使う主義です。
(ここでは相方しかいないけどw)




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ビールのアテに中華風ピリ辛胡瓜と
メインは豚の角煮丼 白髪ネギが若干太いのはご愛嬌。




あぁ…幸せだな
わたしはなんて幸せなんだろう


お天気期待してなかったのに青空見えるし
黒部五郎も見えるし
ご飯は美味しいし
ビールは冷えてて五臓六腑に沁み込むし


隣にいるのがトムクルーズだったらどうしよう
と妄想にふけるのも楽しいし…


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そうこうしていると辺りは又ガスに包まれてきた。
山の天気はくるくる変化する。
さっき晴れたと思ったら又これだ。


じゃぁちょっとだけ寝ちゃおうかな
テントに入ってゴロゴロ


羽毛の寝袋ってどうしてこう気持ちいいんだろう


寝たり起きたり
根がグータラなわたしにとっては
この上ない至福の時である。






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きっとそのまま眠ってしまったんだろう。
気づけばテントの外は暗くなっていた。


そっとジッパーを開けてみると
西の空は夕陽が沈んだあとだった。




8/5 Fri


am 4:00 起床


既に3時過ぎから出発の準備をしている人たちもいる中
今日は雲ノ平までだしといつも通りゆっくりな朝。
4時前から起きていても
寝袋から這い出るのは相方がアルファ米を作り終わった頃だ。



簡単に味噌汁とアルファ米でお茶漬けにして
撤営をする。



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今日はお天気が良さそうだ
昨日より更にワクワク感が増してくる。
朝からニヤニヤが止まらない。









by mt_kawamin | 2016-08-28 19:00 | 山登り | Comments(2)
Commented by でっぱ at 2016-08-29 14:45 x
こんにちはー。
お久しぶりでゴンザレス!!

長編の始まり、読みましたー。
ロングトレイル良いですね。
僕もテニスばっかりだった2年間を反省して、先日山歩きを再開しました。
こんな、自分で歩いてこそ見える風景、僕も出会いたいです♪

・・うーーん。
写真が、何て言うかかわみんさんの感性が伝わるというか、じっと見返すのが多かったです^^

続編楽しみにしていますねー
Commented by mt_kawamin at 2016-08-29 19:20
*でっぱさん

おぉぉ!ご無沙汰です(^^)

やっと長編大作を書く気になりました(笑)
まとめる文章力が欠如してるもので
連泊の山だとPC向かうのも躊躇しております。

けれど、こうやって久し振りな方に来ていただけると
心から嬉しいなって思います♪
そういえば、でっぱさん
IGでもテニスばっかりでしたよね(笑)

また山の素敵な写真見せてくださいね

わたしの写真・・・感性が伝わりました?
拙い写真なのでお恥ずかしい限りですが
褒め言葉ととって、精進します(*´ー`*)

続編もUP致しました。
どこまで頑張れるか!
あと2編でまとめたいです。
またお待ちしてますね♪
今日はありがごうございました(*´ー`*)ノ