つながる*noyama

海の日の連休は北アルプスへ  -part2-


朝までの雨のおかげで
陽の当たらない森の中はシットリひんやり



e0307372_19030361.jpg




岩と土
樹木の根っこが張り巡らされた登山道
そして幾つかの谷
一言「谷」と言っても東日本でよく使う谷あいのことではなく
西の方では「沢」を「谷」と呼ぶらしい。

白出沢に始まり
ぶどう谷 、 ちび谷、 滝谷へ








e0307372_19120388.jpg




e0307372_19122894.jpg




e0307372_20270482.jpg




e0307372_20273115.jpg




e0307372_20350140.jpg




e0307372_20351840.jpg




e0307372_20362241.jpg




e0307372_20364064.jpg

森から谷へ…
二つ三つ・・・と沢を渡渉していく


見上げると両側は大きな山の塊で
白出沢とか滝谷とか
ニュースでしか聞いたことのないその名前は
わたしにとって「遭難」の二文字しか連想出来ず
そんなものだからその下を自分が歩いてるかと思うと
やけにドキドキ緊張してしまう。


尤も私の歩いてるとことで滑落などはあり得ないことで
せいぜい、沢に流されないように気をつけるだけだ。







e0307372_20371783.jpg





e0307372_20375447.jpg




e0307372_20390853.jpg




e0307372_20392754.jpg





e0307372_20402211.jpg


そんな空想めいたことを考えてるうちに
登山道の先の小高い場所に
コンクリートブロック製の建物が見えた
滝谷避難小屋である。





e0307372_20564009.jpg



避難小屋の中がどんな風なのか
見て、写真に撮ってみたいけれど
どうも・・・滝谷 という名前だけでもうダメなのだ。

空想力絶大なわたしの頭の中では
どうしても大キレットの遭難事故を思い出してしまう。
尤も、大キレットから滑落してここまで落ちることはあり得ないのだから
怖いこともないんだろうけれど。




遠くからチラッと見るだけにして
沢沿いで休憩にしよう。




e0307372_21013041.jpg




e0307372_21015435.jpg




槍沢にもちょっと似てるなぁ

槍沢よりこちらの方が圧倒的に人が少なく、落ち着いてるけれど。



沢を流れる水は豊富で
バシャバシャ轟々と音を立て
飛沫を飛ばしながら勢い良く流れていく。





e0307372_21130687.jpg





e0307372_21134147.jpg






滝谷に別れを告げまた樹林帯へ
また鬱蒼とした中を歩くんだなぁ
と少々うんざりしていたら
あれあれ?
明るいよ?





e0307372_21154796.jpg





e0307372_21161873.jpg



滝谷から離れ歩を進めると岩かべに 藤木九三のレリーフが。






e0307372_16253424.jpg
1929年に滝谷から北穂への登攀成功した藤木九三だ。
この頃の滝谷登攀がどれほど凄いかすら
わたしにはわからないのだけど


きっと・・・とっても・・・凄い。





e0307372_16435079.jpg






e0307372_16440804.jpg





e0307372_16442972.jpg





e0307372_16475057.jpg


e0307372_16450266.jpg




沢と付かず離れず歩き
何度も渡渉した
そして滝谷から歩くこと55分


e0307372_16505423.jpg





e0307372_16561460.jpg





e0307372_16563196.jpg





e0307372_16570574.jpg





e0307372_16573327.jpg





小川の上に木道が渡り
木道に誘われるまま歩いていくと槍平小屋に到着した。


15:13 槍平小屋 




e0307372_16591016.jpg






e0307372_17001417.jpg





e0307372_16593176.jpg




今日はもう歩かなくてもいい。
重いザックを放り投げ
大きく深呼吸する


あぁ・・・着いたぁ。




e0307372_17021911.jpg






e0307372_17033283.jpg




e0307372_17035738.jpg




e0307372_17041729.jpg




e0307372_17044163.jpg




いつものわたしなら
設営が終わると昼寝をするのだが
すでに15時半を回っている
お昼ご飯も食べてないし
遅いお昼ご飯というか
早い夕飯というか
兎にも角にもご飯を作ろう

先ずはお湯を沸かし、アルファ米を作っておく。


e0307372_17102303.jpg


乾燥野菜をお湯で戻し
フライパンに鍋用薄切り餅を2枚重ねて並べる
片面がふっくらしたらひっくり返し
そこへ戻した野菜、トロロ昆布を乗せる



いい感じになったところで
鰹節を乗せ、お好み焼きソース、マヨネーズをかけて

e0307372_17120792.jpg

お餅のお好み焼き風の出来上がり。


お次は…


フライパンにクックパーを敷き、おもむろにうなぎを乗せ
日本酒を振りかける。
蓋をして酒が蒸発するのをじっと待つ。


酒が蒸発したら容器にご飯、出来上がってふっくらふわふわの鰻をのせ
タレを掛けたら出来上がり


e0307372_17135470.jpg




鰻丼は簡単で時間もかからないし美味しいし言うことなし❤︎


再び イタダキマース




e0307372_17164161.jpg




e0307372_17171300.jpg




e0307372_17173437.jpg




e0307372_17180593.jpg








槍平小屋は水が豊富だ。
四方を山と沢に囲まれているという素晴らしい立地条件
水場のカランからも一つは常に放流中





e0307372_17202478.jpg




e0307372_17204617.jpg







汗でびっしょりの手拭いを洗ったりナルゲンに水を補給したりしていると
若い女性から声を掛けられる


「わーー女の方がいてよかった〜女子、一人かと思ってたんです」

もっともテン場にいる人数が全員で8人。
そのうちの女性が二人なのだから、割合としたらそんなに低くはないのだけれど
とても嬉しそうだった。


彼女は明日、南岳へ向かうという。
私たちは西鎌尾根から双六へ行くと告げる。


「明日は別方向ですね」




水場でこれまでの山の話や明日の話
下山の話など話してるうちに
空は藍色に染まろうとしているところだった。



ではまた明日


会えるのかどうかわからないけれど
「また」
って言葉は温かく心に沁みる。



テントへ入り、寝袋に包まると
あっという間に夢の世界へ連れて行かれたようだった。



つづく…。*:゚





by mt_kawamin | 2016-07-29 19:00 | 山登り | Comments(2)
Commented by zbjsower at 2016-08-08 16:08
なんと美味しそうで贅沢なお食事でしょうか。
山の中で食べると一層美味しかったでしょうね@@
Commented by mt_kawamin at 2016-08-10 15:51
*zbjsowerさん

ふふふ
夏はやっぱり鰻ですね♪
冷凍して持って行き、日本酒かけて
ちょっと蒸すと、ふっくらフワフワになるんですよ
簡単だし、時間もかからずおいしい!
めちゃくちゃ美味しかったです(*´ー`*)