つながる*noyama

蝶ヶ岳 2015 autumn -part 2-


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これまでの話 part1 は→こちらから

昨日から約束された通り
目覚めてみれば空には雲一つない夜明けが待っていた。

am 5:30 起床

山の朝にしてはゆっくり
今日は蝶ヶ岳まで歩くだけなのだから
せかせかしないで徳沢の朝を楽しもう。
と…
これは寝坊した言い訳ではございませんので悪しからず。








太陽がすっかりあがった6時半を回る頃
ノソノソと寝袋から這い出てやっと朝ごはん。
だって、寒かったし。




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穂高がすっかり朝陽に包まれる様子をのんびり眺めてミルクティーを啜る。






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徳沢園の朝にも
冬の気配がチラホラ


なぁんてこんなことやってるんだから
気づくと時計の針は7時を回っている
いやはや、さすがに遅いでしょう。
慌てて撤営である。

バタバタと我が家を畳んでいると
小屋の方からcyu2さんがやってきた。
すっかり帰り支度も済んで、ザックを背負っている。
これから帰京する人よりも準備が遅いって…💦
記念に二人で写真を撮ってもらい

「またね♪」

の挨拶。
cyu2さん達を見送ってわたしたちも出発である。




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…出発…と言いつつ
ここで鴨を撮るのに何分?
それからは脇目も振らず横尾に向かって。


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少しづつ梓川へ近くなり開けると
遠くに常念岳、左手には前穂が。




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雲が一つもないね!空が碧いね!

何度同じ台詞が口から漏れただろう
それほど眩しい真っ青な空。


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徳沢から約45分 
AM9:36  横尾 着


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新しくなった横尾のトイレを使いたくて

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ここでトイレ休憩。
水分補給したりして…

am10:05 横尾 出発




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ここからが試練の道の始まりであった。




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am10:36 槍見台

すでにこの辺りで調子が悪い気がしていた。

足が重くて上がらない
ちょっと貧血のようなクラクラ感
だましだまし歩いて槍見台から30分でなんちゃって槍見台



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槍ヶ岳を何枚も撮って
その時間が休憩時間。
調子の悪さを写真を撮ることで誤魔化すのだ。



…がここから稜線に出るまでに要した時間、1時間50分
写真ももちろんない。
辛くて辛くて歩けなくてめまいはひどくなるばかりだし
下山しようか、どうしようか、悩みながら歩いていた。
Kさんが

「少しづつでもいいから、ゆっくりでいいから歩こう」

と励ましてくれる。
けど
『歩けるなら苦労しない』
と私の心の声

「あと◎○分位で稜線出そうだよ」

と言われても

『いやいや、んな訳ないでしょう
あたし、ここ何度も歩いてるし、あとどんだけかかるかわかってるし』

もちろん、励ましてくれてるのはわかってる。
どの程度時間がかかるのかわかってるくせに
「あとどんだけ?」ってアホな質問ばかりするのはわたしの方だ。
そりゃ頑張れば歩けるのだ。
でも……
身体が辛いと精神も病む。



ここまで来て、晴れが約束された今日と明日
槍穂の大展望を眺めないで帰るなんて。。。
お疲れの乾杯が出来ないで帰るなんて・・・
ビールが飲めないなんて!!!!

その思いが私の重い身体を押してくれた。
私の手を引いてくれた。



岳樺の間をすり抜け、頭上に青空が広がった。
あともう少しで稜線に乗る。

そんな安堵感が広がった。


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岳樺の林を抜けたところで
下山してきた方に道を譲ると
「どうぞお先に」

と言われ

「わたし、休憩したいんです!」

と言うと

「え?もうすぐそこ、稜線ですけど???」

と笑われた。
だってもうその一歩が辛かったんだもん。(笑)


そんな訳で、ほうほうの体で蝶槍、横尾分岐に到着。



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空が…
  空が… 
     碧いよ
         眩しいよ…。




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稜線に乗ると不思議なもので気持ちがスッと軽くなる。


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蝶槍との分岐から蝶ヶ岳ヒュッテまでは近そうで少し距離がある
up/downを繰り返して、やっぱり自分の体調が悪かったことを再び知る。
いつもならサクサクっと歩ける場所なのに
蝶ヶ岳ヒュッテはなかなか近づいてはくれなかった。





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それでも心が軽くなった分、足取りもさっきよりは断然ましである。
稜線に乗れば蝶ヶ岳ヒュッテまでは
右手に槍穂を眺めながらの素晴らしい稜線歩きが出来るのだから。









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pm14:20 蝶ヶ岳ヒュッテ着


秋の日は釣瓶落とし
陽が沈んだら一気に冷え込むに違いないので
急いで設営してついでに夕飯の準備やら諸々のことを済ます。
取り敢えずはお疲れ様の乾杯!

こんなヘタレの私に付き合ってくれて本当、ありがとうKさん。




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ビール片手にボンヤリ稜線を見ていたら
稜線上で話してる人たち
それが逆光の中のシルエットがカッコよくて

わたしもあんな風に撮って欲しいー



さっきまでの半端ないヘタレ具合で
写真なんてどーでもいい風なわたしはどこへいったのだ
それからはセルフであーでもない
こーでもない・・・
足しか写ってないよ…とかとか…。



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もう陽が沈んじゃうよ……



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空の色が刻一刻と変わっていく
紺碧から赤みを帯びていく
太陽が最後の力を振り絞って光を放てば
辺りは再び金色に輝く




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ここへ来れてよかった。
今日、この日の大切な一期一会
この風景に逢えてよかった。






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こんな景色目の前にすると
何も言えないよね
言葉なんてないよね




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どんな言葉を並べ立てても
どれも陳腐に聞こえちゃう。
だから
この景色に逢いにおいでよ


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今日も夜の帳が静かに降りていった。




この後はさすがに寒くて
500mlのビール、2本飲めなかったよ。
疲れたね、お酒の酔いで瞼も重いよ。
寝袋に包まってヌクヌク朝までゆっくり寝よう。



つづく…。



by mt_kawamin | 2015-12-04 19:00 | 山登り | Comments(4)
Commented by ほたか at 2015-12-04 23:37 x
かわみんさん、こんばんは。

ブログのアップするペース、アップしましたね〜♫

2日目は、体調悪かったんですね…^_^;
そんな内容を読み進んだ後だったからか…
稜線に出る手前の空のとびっきりの青さに惹きつけられて…
まんまんと、かわみんさんの思惑にやられました^_^;

日が西に傾いてからマジックアワーまでのひとときは、辛い思いしての登りに、極上のご褒美って感じでしたね♫

いつか、同じ稜線でこの夕景が見れたらって思いました^_^
Commented by mt_kawamin at 2015-12-05 16:37
*ほたかさん こんにちは♪
やっと仕事終わりました…
6勤の今週、終了です。


ところで、Blogアップするの早くなったと言っても
既にこの記事の内容は約2ヶ月前でして笑
でも頑張ってます(笑)

山は頑張って登るものではない。と
常々私が思っていることなんです。
頑張らなくても登れる山に登らなきゃいけないと…
なので、登頂したからと言って褒められることじゃないんですよね??
でも無事に行って帰ってこれたので
結果オーライという事で許してもらおう(笑)

頭上が開け、青空が目に飛び込んできた時
あぁ、やっと…と思いました。
これでもう歩かなくてもいいんだ。って。
でも、実際はまだまだゴールは先で(´>∀<`)ゝ
青空がとても眩しかったです。

マジックアワーの時間帯
もっと紅かったり、ムラサキだったりを願っているんですが
中々上手くいかないね笑
それでもこの日も金色に光る夕陽が見れたこと
幸せなんだの思いました。

次のpart3は朝の蝶ヶ岳です。
さっくり書けるかなぁ???頑張ろう♪

いつもコメントありがとうです♪
Commented by ゆず at 2015-12-05 20:15 x
こんにちは~♪
体調悪かったのに頑張っちゃいましたね!
でも、無理はしないでくださいね~♡

蝶ヶ岳の稜線は広いんですね!
それに空も広いですね!
それにそれに眺め最高に良いんでしょうね~!

逆光の写真カッコイイですよ!

槍や前穂高かな?に日が沈む写真も素敵♪

わたしもかわみんさんみたいにいつかは上手く
撮れればなぁって思います(ˊᗜˋ)و

続き楽しみにしています♪
Commented by mt_kawamin at 2015-12-06 12:37
*ゆずさん おはよう♪

そうなの、頑張るのは信条に反するんだけど
頑張っちゃった笑
それもあの景色が見たいため
想像できるんだもん、目の前に広がるその風景が。

逆光の写真って、私も大好きで
食べ物の写真は絶対逆光で撮るし、
シルエットもカッコいいでしょ?笑
ゆずさんだって同じように撮れるに決まってる!
私なんて、技術も知識も高いレンズも持ち合わせてないんだから♪
あとは自然の風景に任せるだけだね(*´罒`*)♡

蝶ヶ岳の稜線はとーっても広いの
そこをゆる〜くアップダウンして歩くんだけど、
稜線に出ると、蝶ヶ岳ヒュッテがすぐそこな気がしちゃって
すぐじゃないのは知ってるくせに
いつもガクーーンと落とされる(笑)
健脚の人ならあっという間に着いちゃうけど♪

続き、これから進めまーす
Topの写真を悩んで変えまくってるよ??