つながる*noyama

雲の上の一本道へ 白馬三山 PART 4

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深夜前から風の谷のテント場には強風が吹き荒れていた。
テントを叩くような風の音に怯えながら
寝たり、音でまた起きたりの繰り返し。








深夜、
「大丈夫?何かあったらすぐ声かけて」
とKさんから声をかけられた。
この時、私のテントの四隅と出入り口を岩で補強してくれていたらしい。
尤も、出入り口も封鎖されてるので
ちょっとした軟禁状態だ。笑

この後、遠くから話しかける声がした。

「テントのポールが折れてしまって!」

その後の会話はよく聞き取れなかったのだが
朝、聞いてみると
テントが完全に崩壊してる状態だったようで、トイレ横へ避難したとか。
他にもうお一人もテント崩壊状態だったらしく、その方と同様避難されたようだ。
ポールが折れたと話してた方は、声のする方向から
私と同じ、ニーモのテントの方だと言うのは寝ていてもわかっていた。
だからこそ『次はわたしの番か』とビクビクだったのである。


7月14日(火)
AM05:00 くらいに 起床 

起床というより起こされた?
テントの入り口のファスナーを上から降ろして顔を出して周りを見てみると
昨日、寝る前にあったテントの数が3〜4張り減っていた。
みんな早々に避難してしまったようである。
張られているテントも、原型のまま立っているのは皆無で
強風に煽られ、どのテントも斜めになっていた。


今日の予定はテント場から杓子岳から鑓ヶ岳まで歩き
ピストンで戻り、テント撤営して下山しようという計画だった。
そうしたいのは山々だったが、何しろこの強風である。
主のいなくなったテントが強風でいつ飛ばされるかわからないのだから
先に撤営するのは至極当然のことだった。

風に翻弄されながらテントを畳み、パッキングを済ませザックをデポして
いざ、歩こう。


AM 6:30 出発


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風は止む気配がないがこのお天気である。
気分は上々↑↑
丸山を経て進んでいけば杓子岳も白馬鑓ヶ岳も目の前にドーーーン。

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緩やかな傾斜に見えるが中々のアップダウンを繰り返すトレイル
それでも長く伸びていく一本道を見ればウキウキしないではいられない。





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足取りは軽い
どんどん進む
杓子岳の取り付きに気づかずどんどん進む。



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「あ、山頂って書いてある
  杓子岳のピークも踏んでおこうね」

(実はもっと手前に山頂への取り付きがあったのに気づかず、そのおかげで結局一往復半歩くことに。笑)

ずんずん登る、ずんずん歩く
標高はあがるのだがさっき歩いてきたトレイルを真下に見ながら戻っている。

杓子岳山頂のピークが目の前ってところまで来たのだが
あまりにも風が強く稜線て立っているのさえ怖い。

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右側がスパッと切れているところの向こうが山頂なのだが
ちょっとの距離だけど、どうにも風が強く怖くて先へ進めない。
こういう時はあっさり引き返すことにする。


さて、取り付きまで戻ったら次は鑓ヶ岳だ。






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杓子岳から鑓ヶ岳への鞍部がまたお花畑が広がっていて
私たちの足を止める
一昨日から歩いてきて
もしかしたらここが一番素敵なお花畑だったのかも



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お花畑を過ぎると岩場が待っていて
強風の中慎重にガシガシ・・・



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ピークはあの先…。




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右手に天狗平からその先の鹿島槍ヶ岳を見ながら
ピークはもうすぐ



AM8:56 白馬鑓ヶ岳 登頂




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ヤッターー♪




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歩いてきた稜線を眺め
いつか歩く先の稜線を眺め
存分に山頂からの眺めを目に焼き付け 山頂を後にする。






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鑓ヶ岳へ向かう時は急ぎ足で通り過ぎたお花畑のトレイルは
ゆっくり歩いて行く。






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次、ここを歩くのはいつだろう





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何度も何度も振り返り
歩いてきた道
眩しい空
名残惜しいね。





頂上宿舎に着いてしまうと
あとは帰るだけだ。



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お昼を食べたらいよいよ麓に向けて下山である。
重いザックを背負って大雪渓に向かって下りていく。



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いつだって山に背を向ける時は寂しい。








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花に囲まれた白馬三山縦走
ずっと憧れてきた花の時期の白馬の山々
雲の上の一本道は素晴らしくて思い出は心に深く刻まれ
いつかまた同じ道を歩くんだろう。




終わり…。


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by mt_kawamin | 2015-08-05 20:12 | 山登り | Comments(4)
Commented by hiro_1957 at 2015-08-07 20:05 x
今晩は☆

テント壊れる程の強風吹く夜は眠れないね??
かわみん、無事で何よりでした。

この時期の白馬岳は素晴らしいと訊いていたから
Blog読んでて写真を見てて、溜息もヨダレも出ちゃう(笑)
実は尊仏山荘の小屋番さんは白馬山荘で働いていて
塔ノ岳に戻ってきた人で、
だから白馬岳の事はよく聞いたりしたよ??????

花を愛でるには一番良い時期に行ったんじゃないの?
丹沢以外、他の山の事は全然分からないだけに
このBlogはバイブルになりそうです!??✌??️

次の記事も後ろにアップされてて、
そのまた次の車山も有ることだし…(笑)

かわみん、楽しみに又寄らせてもらいます(^_^)
Commented by inouewood at 2015-08-08 21:20
3連休すら年2~3回しか取れない仕事なので
白馬鑓方面になかなか行けないんですが
コレ見ると・・・やっぱ良いですね~。
写真がキレイだから余計。

それよりもなによりも
”さあ、行こうか。”
を、本家より使いこなしている見事さにアッパレです。笑
Commented by mt_kawamin at 2015-08-09 11:05
*ヒロさん おはよう♪

白馬の二日目の夜
眠れないほどの強風が恐怖で(ってオヤジギャグじゃないしw)
何度も何度も目が覚めちゃったよ。
だって、ほんとにテントが半分くらいの大きさになるくらい
風で押させちゃうんだから??
ところで
尊仏山荘の小屋番さん、白馬山荘で働いてたの?
えーーお話したーーい!
と言っても、白馬山荘はトイレに寄ったのと
スカイプラザでケーキ&お茶するのに寄っただけだけどw
小屋のトイレのドアが、ユニットバスに付いてるような
折れ戸なのにはびっくり!
空間を有効活用するためなのかね?
だから、扉がうっすら透けてるんだよ笑

前穂の記事も、天狗岳も手付かずだし、北ヤツも手付かず
頑張ります!(。-∀-)ニヤニヤ
Commented by mt_kawamin at 2015-08-09 11:12
*ウッドさん こんにちは♪

そうかぁ、なかなか連休のとれないお仕事だと
白馬鑓方面はちょいときついですね
というより、1泊2日じゃ勿体無いですもんね。
あ、交通費がもったいない。笑

そして
“さぁ、行こうか”
ふふふ
完全パクリにはまだまだ修行が足りないんです。
なぁんて
でも、アレですよ。
「いざ」
って程、気合い入れて歩いてないんですよね。いつも
だから
「行こうか」
な感じがぴったりです。
パクリな言い訳です。(笑)