つながる*noyama

涸沢カールと二輪草  Part 3

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Part 2は→こちらから

写真は徳沢園のニリンソウ群生地より










5/25 mon

目覚めは4時過ぎ
辺りは明るくなってきたが
太陽の光はまだここには届いていない




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朝が来たような
まだ半分は夜のような
そんな曖昧な時間。




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4時24分


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東に連なる山の向こうが少しずつ緋色に染まろうとしている頃。



・・・・
    ・・・・・。



4時40分



涸沢槍の先端と穂高の稜線が緋く染まり始め



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それは真っ赤に燃えるモルゲンロートではなく
優しい薄紅色







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4時51分
山のお目覚めの時間




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薄紅色の帯が少しづつ広くなり
空の青さも増してきた




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上高地入りをする前日までの天気予報では
雨が降るかもしれない
という微妙な予報だった。
それがどう?この真っ青な空
充分でしょう。
充分過ぎるでしょう?





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この時期に
またこんな素晴らしい景色に出逢えて心は満腹
けどお腹は空腹


そろそろ朝ごはんの時間だもんね。




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胡桃の雑穀パンにハムチーズ。
スクランブルエッグとチーズを挟んだだけの簡単なサンドイッチとオニオンスープで。

今日は下山だけだしゆっくり・・・
といきたいところだけれど
上高地を後にしたらafterのおたのしみがあるので
急いで徹営しましょ。





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予定の時間より約1時間近く遅れて出発。




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後ろ髪引かれます


穂高も悲しいんだろう。
急に空模様が怪しくなってきた
(今日、午後3時から雨予報w)



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次にここに来るのはいつだろう?

季節が代わったこの地への思いを馳せ
谷の向こうに向かって。




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横尾を目指して一気に
ザクザクっと音を立てながら。
不思議と今日はザックの重さも昨日の半分にしか感じない







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本谷橋まで来ると沢の上の雪が
昨日よりもパックリ大きく口を開いてるように感じて
沢の水は大きな音を立てて流れ落ちていく






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本谷橋で衣類の調整などして
出発。



下りてきた道を振り返ると
茶色く汚れた雪の周りは
萌黄色の木々が山を染め始め
冬から春へのバトンを渡そうとしているようだった。




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背中側に冬を背負い
それを振りほどくかのように春の山へと早送りで季節が変わっていく



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若い緑の匂いに包まれるところまで来ると
そこはもう横尾大橋。






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あの橋を渡ればまた季節が変わる






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遠くに白い頂をもつ山に別れを告げると
初夏のような暖かい空気に包まれてくる
そしてその先にはflower road







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山側の岩場に張り付くように咲いているイワカガミ
ここにこんな沢山のイワカガミが咲いてるとはしらなかったな



せり立つ崖の横を通り抜け広い林道へと。






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その先の林道には
二輪草が溢れんばかりに咲き乱れていた。
目の先には二輪草しかないんじゃないかと思うほど


昨日、こんなに咲いてたっけ??

今日の日を待ってましたと言わんばかりに咲き乱れ。




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期待しようもなかった天気予報から一転の晴れ。

もしかしたら盛りが過ぎてるかも?
と思った二輪草は驚くほど可愛くて可憐な姿を見せてくれて
これほどお花に囲まれた山旅は初めてかもしれないな〜
なんて贅沢な時間を過ごせてるんだろう

peakを踏まなくても満たされる
そんな山時間を過ごすのもいい。



そういえばSNSで 山での過ごし方について
ちょっとした意見があったと。
意見というよりも非難だったと聞いた。

でも・・・
わたしはこう思う。


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山に入る目的は人それぞれ
山との関わり方もイロイロ


peakに拘るのもよし
peakを踏むこともなく
お気に入りの山の頂を眺めながらcoffeeを啜ったり
お酒を酌み交わしたり



山ごはんに舌鼓をうったり
花探しの山散歩もいい。



一人一人が山の楽しみ方を持っている
楽しみ方を知っている


それは誰かに強要されることでもなく
否定することでもない。



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人は人
自分は自分


どんな風に山と関わっていようとも
「山が好き」
という気持ちは同じ

何が正解で
何が間違いだなんてないのだから。



それぞれの山への想いや楽しみ方を尊重したいと思う
大きな心でいて貰いたいと願う。

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あ・・・
もちろん、マナーは守ってね♪




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美味しくて美しい山の旅もそろそろ終点
次はどこの山へ行こうかな・・・。






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おしまい




by mt_kawamin | 2015-06-06 19:40 | 山登り | Comments(6)
Commented by ゆず at 2015-06-06 20:29 x
かわみんさん、こんにちは(^^♪
雪の上でテント泊って憧れる~
寒そうだけどモルゲンロートがすごくキレイ♪
もう別世界!
それと二輪草って一面に咲くんですね!!
来年は、来年こそは行ってみたい~♡
素敵なレポありがと~ヾ(〃^∇^)ノ♪
Commented by hiro_1957 at 2015-06-06 20:53 x
今晩は☆かわみん!

Part3のアップお疲れさまでした(^_^)
ホント行って見たくなる程の綺麗な写真とコメントの連続、素敵です??

日を跨いで山に登る事は正月くらいしかないけど、一日でニリンソウの咲きっぷりも変わったのかな?
だとしたら嬉しいね⁈
日帰り登山ばかりしてると周りの微妙な変化に気付かず、泊まりで歩くと再認識する光景に出逢えたり。
とても羨ましく、いつか真似したいなと思いました。
俺は今年の表尾根のイワカガミは盛りを過ぎていて写真に収めなかったのが心残りだけど、また来年の楽しみにしています。

大好きな山で、色んな人と出逢ったり別れたりもするけど、同じ価値観をシンクロ出来たり語れたりする山友って大事だね??

そういえば、弟子が背負うのは軽い草履でイイの?
(爆笑)
Commented by mt_kawamin at 2015-06-06 22:05
*ゆずさん こんばんは♪

雪上のテント泊
思ってた通り寒かった!と言うか
テント内の床面だけが凍えるかと思うほどの冷たさでした笑
ダウンのテントシューズは必携!
アルミにウレタン付きの薄手のマットも必携!
テントの中で座ってると上半身は問題ないのに
床に接している体の部分が凍えそうだよw

それから、雪のある山のモルゲンロート
蝶ヶ岳でも見ているけれど
そのボリュームが目の前にあるのと
遠くの向こう側にあるのを見るのとでは
その感動が全然違う!
やっぱり・・・涸沢は素晴らしい!

それとね
二輪草ロード
ほんとにほんとに童話の世界に紛れ込んだみたいよ
素敵で可憐で目がハート♡
いつか機会を狙って是非(*´ー`*)

Commented by mt_kawamin at 2015-06-06 22:15
*hiroさん こんばんは♪

いつもいつもコメントありがとう(*´ー`*)ノ
hiroさんほどここへ来てくれる人も
このブログを読んでくれる人もいないと思う
希少なわたしのBlogファン??弟子?wですよ♪

もしかしたら1日目と2日目と
花の咲き方は大して変わってなかったのかもしれないけれど
不思議なもので、帰り道に見る風景は
昨日歩いたところであっても
全く違う道を歩いてる気がしてしまうんだよね。
特にこの時は
花の向きが違ったからなのか
二輪草の花達が溢れそうな位に道の両脇に。
本当に童話の世界に紛れ込んだかのような
そんな美しさがあったんだ〜♪

同じ価値観
似たような価値観、分かり合える価値観
それって大事だなって思った。
対極の位置にいると、それが反発心になったりして
言われたくないことも言われたり、噂されたり
でも、対極の位置にいる人であっても
お互いを尊重してくれる大きな心の人もいるだろから
そんな人も大切にしたいなぁと思うよ。

今回の山歩きは色んなことを考えさせられた山だったな
って思ってる。

ところで・・・
ん?草履を背負うんじゃないわい!w
背負うのはわたしをだよ(爆)


さぁて明日からは尾瀬に取りかかりますか〜〜
次回をお楽しみにね♡

Commented by inouewood at 2015-06-09 21:59
やっぱいいですねぇ涸沢。
こんなに二輪草が咲くなら僕でもテンションあがりますね!

で、山は人それぞれ。
ここですよね。
スタイルはどうであれ、ここを突き詰めれば登山が3倍楽しくなる。
と、わたくし思っております。

ごちそうさまでした。
Commented by mt_kawamin at 2015-06-09 23:50
*ウッドさ〜ん こんばんはー♪

わーい!ご無沙汰でーす♪
涸沢はなんだかんだいいつつも
やっぱり良かったですよ。
しかもね、テント、私たちの入れて5張っていう
見渡さなきゃ貸切同然でしたよ
立山最高!って思ってたけど
「立山もいいけど、涸沢もね♪」
な感じでした。笑
あんなに静かなら行かなきゃ損です!
しかも下りてくりゃ二輪草がわんさかですものー

そして、そうなんですよ。
山行スタイル
それぞれです。
わたしはまだまだ未熟者なのでウッドさんみたいにはいなかいけど
みんなが羨む山歩きをしてやろーと思ってます

おそまつ様でした♪