北横岳 1月
温めすぎて春になっちゃいましたが、備忘録ってことで。
2015 冬
今年の雪山山行は 1.17(sat)から始まった
最初の一座は北八ヶ岳の北横岳から。
しんしんと降る。。。なんて甘いものじゃなく
ざんざん降りな雪の中の山行
今回一緒に歩いてくれたのはSNSを通して知り合ったKさん
彼女と仲良くなったきっかけは、剱岳
雷鳥坂で擦れ違わなかったらこんなに仲良くなってなかったかもしれないな〜と思う。
尤も、すれ違ったのを知ったのはお互いに下山してからだったけれど
お互いの写真にお互いが一緒に写り込んでたという偶然。
年賀状を出しあえば
そこに写ってるのは同じ劔沢から劔を眺める写真という偶然。
度重なる偶然に
これは山へ一緒に行けと言う、神のお告げだ!
と言ったか?言わなかったか?は覚えてないけど
兎にも角にもそんな偶然を大切にしよう♡
と 二人の雪山珍道中が実現した訳である。
待ち合わせは茅野駅そばのとある宿泊地。
私は新宿から。彼女は名古屋からの待ち合わせだ。
先に着いた私はお風呂場の脱衣所を借りて着替え中。
そこへKさんやってきて、私たちの初めましてのご挨拶は風呂場の脱衣室
しかもお着替え中だっていう なんとも間抜けな。。。というか私たちらしい?
すっとぼけたご挨拶になった。
必要な物をザックに詰めて、他の荷物はフロントへ。
軽いザックを背負っていざ!バス停へ♪
茅野駅周辺は青空も広がっていたけれど
バスの進む方向の空は灰色。
青空だった空もロープーウェイ乗り場が近くなればなるほど
もう天気は期待できないどんよりな雪雲が空一面広がっていた。
でもそれは想定内。
今日天気悪いのはわかってたもん、明日さえ晴れてくれればそれでいいのだ。
途中の景色チラ見しつつ
おしゃべりしてる間に八ヶ岳ロープーウェイ乗り場に到着。
ロープーウェイにも運良くすぐ乗れて
満員御礼のロープーウェイは標高2237mまで一気にワープ
身支度を整えたらいざ雪降る坪庭へ
山頂駅から外へ出ると雪
結構な降りです。
雨ならずぶ濡れになりそうな感じの降り。
そんな天気でも二人ともやたらハイテンション
きゃーーすごい雪〜〜〜♪
モッフモフだねモッフモフ
キツツキにハグハグ♡
一歩歩いては感激
振り返っては感動
兎にも角にも
箸が転んでも・・・
いえ、雪まみれになっても楽しい〜んです。
軍隊アリよろしくな人数のツアーの方々は
縞枯山荘方面へスノーシューかな。
お見送りしたところで私達は北横岳に向かってGo
踊るように歩く君
よろけて転びそうになったら
無理せず転びます。笑
坪庭から北横岳方面へ向かうなか
すでにこんなんですもの
少し先は確認できない程の雪・・・雪・・・雪。
今年初めての雪山に
嬉しくって嬉しくってガシガシワシワシ歩いて
前のグループのスリップストリームに入り込む人。
あっちの樹の雪触ったり
こっちの雪に埋もれたり
遊びに余念のない人。
ヘラヘラ笑ってるうちにあっというまに北横岳ヒュッテまで
もうすごい降りです
ザンザン降りです。
でも
それすら楽しくって仕方ないのです。
ずっと喋りっぱなしで
それは笑い話だったり
眉間にシワを寄せる話で やーーねーーー
なんて言いつつまた笑ったり
忙しい・・・・。笑
あまりにも雪の降りがすごくって
休憩なんてしていられません
ヒュッテの中で休憩もありなんだけれど
アイゼン脱ぐのが面倒。
しかも、帰りのバスも心配なのでここは休まず登っちゃいます。
さらに・・・さらに雪は降り続き
さらに・・・さらに雪は降り積もる
降れば降るほどおかしくて
なにがどうなっても楽しくて
ヤケッパチって訳じゃないいけど雪まみれな私たち。
全知全能の神よぉ・・・
と言わんばかりのこの姿。
いえ、ただ風に対抗してるだけです。
飛ばされるぅぅぅ・・・
た・・・助けてぇぇぇ・・・
南峰でさんざん遊び、北峰へ・・・。
雪がすごくて
なんも見えねぇ・・・
と思ったらゴーグルが完全凍結でした。
うひひひひ
なんてやりながら
すぐ楽しくなっちゃう人♪
ざんざん降りの雪の中
坪庭まで降りてきたんだけれど
事件はこのあと起こった・・・。
坪庭でもね
まさかのホワイトアウトになるんです。
そして・・・
と、この先の話は内緒。
声を大にして言いたいことは
どんなに簡単な山でも
低い山でも
安全で安心ってことは無いってこと。
遭難
なんて、どこでも誰にでも起こりうるってことを覚えておこう。
1日目 無事 下山。
by mt_kawamin
| 2015-04-15 23:03
| 山登り