つながる*noyama

千曲川源流を歩く甲武信岳 -後編-

e0307372_15394050.jpg
2014.10.19 (sun)


周りの賑やかな声で起きる 朝5時前
縦走ならとっくに発っている時間
けど今日は帰るだけ
そう思うと冷たい空気から逃れるように再び寝袋の中へゴソゴソと。








e0307372_15480590.jpg

6時近くになってやっと起床する
すっかり朝焼けの時間。
木々の向こう側も紅く染まってきた
夏のそれとは違って
ほんのり…ごくほんのりとした優しい緋色





e0307372_15492140.jpg

テントから顔だけ出して外を覗いたり
ブルブルっと震えてテントの中に戻ったり
そんなことを繰り返している内にお日様は樹の上にまで届き
木々の間から眩しい光を放っていた




6時近くなってやっと朝ご飯にありつく
今日はパンとスープで簡単に
温かいスープを飲めばたちまち身体中に血が巡り
寒さで固まっていた身体も徐々にほぐれてくるのである


e0307372_15560149.jpg

のんびり珈琲まで啜っていると
一人、また一人とテン場を去っていく
早発ち早着がtheoryの山時間
ノロノロしていると掟破りで後ろめたい気持ちになるが
今日は毛木平へ下りるだけ。
そこんところは多目に見ていただいて



e0307372_15585876.jpg

空がすっかり青くなったところで撤営







e0307372_16051101.jpg








e0307372_16090298.jpg







さて山の駅を発つ時間
十文字小屋方面に向けて・・・


7:35 出発





e0307372_16104981.jpg





e0307372_16112334.jpg



振り返り振り返り
眩しさに目を細めながら甲武信小屋に
マタネ
のご挨拶




e0307372_16141510.jpg




小屋を出ると樹林帯の中の一本道である
木々が鬱蒼と生えている割に
東側から格子状の陽が森の中へ降り注ぎとても明るいのである





e0307372_16161125.jpg


数分で甲武信岳と三宝山への分岐へ





e0307372_16183848.jpg


カラマツ林のフカフカ道を三宝山へ



e0307372_16351965.jpg



光と影が織り成す山の道

単調で展望も無い一本道だけど
落ち葉の絨毯が敷き詰められたトレイルは
その場に居るだけでも居心地がいい
寧ろ
この道が終点に着くことが寂しいくらいだ








e0307372_16390607.jpg


石楠花ロードを歩き出した頃から
恐らくルリビタキだと思うけれど(写真中央右側)
まるで誘導しているかのように私たちの先をちょっとづつ飛ぶ
3m位の間隔を保ちながら。
三宝山山頂近くなり、
案内の仕事を終えたとばかりに飛び立っていった。


分岐から30分程度で三宝山山頂へ。
特別眺望もないしってことで
三宝山ゴメンネ、先へ行くよ






e0307372_16460911.jpg






e0307372_16480242.jpg
尻岩
だなんて名前をつけられた巨岩
言われてみればお尻に見えなくもないけど・・・
いや、触ったりはしてないけども…







e0307372_16503160.jpg



大きな岩と太い根っこを跨ぎ
鎖場を越え
梯子を登ったら 武信白岩山!!


と思ったら

e0307372_16540163.jpg




山頂はまだ先
山で偽ピークはよくある話。
しかも武信白岩山の山頂は今は踏むことが出来ないらしく
巻いて歩くようになってました



それでもこの辺りまで歩くと目の前が開け
奥秩父の山の連なりが延々と続く様が目の前に





e0307372_16564198.jpg






e0307372_16570095.jpg




e0307372_16573403.jpg




この景色を堪能しながらテクテク






e0307372_21274053.jpg

今日一番の展望地  大山
360度グルリの展望は奥秩父から八ヶ岳と見渡せるのだ

地図にはあまり詳しく書いてないけれど
この大山山頂が中々いい。
山頂は狭いけれど、
人気ルートと違って見晴らしの抜群な場所を陣取って
ゆるりとランチを愉しむのも良さそう。






e0307372_21290964.jpg




e0307372_21295929.jpg



e0307372_21302482.jpg






e0307372_21304355.jpg





e0307372_21310875.jpg

大山からの展望を楽しんだ後は下るだけ
高低差の激しい岩場を慎重に
鎖はあるけれど、テン泊装備のザックで下りるには楽々とはいかない。
甘くみてたなぁ…
しっかり足元を見ながらおり
十文字小屋方面へと進んで行く







e0307372_21325817.jpg


e0307372_21331614.jpg





e0307372_21334194.jpg


この地を彩る色彩に目を奪われながら数十分
眼下に赤いトタン屋根の小屋が見えてきた








e0307372_21354258.jpg





外壁は丸太で組まれたログハウス風の十文字小屋である
なかなか
素敵な山小屋だ

出来たばかり?の綺麗なトイレを拝借(200円/1回)して





e0307372_21395471.jpg

矢印の方へ進もう





e0307372_21403292.jpg



明るい尾根の道から





e0307372_21440510.jpg




e0307372_21432988.jpg

色彩溢れる広葉樹の森へ







e0307372_21450598.jpg


e0307372_21455142.jpg











e0307372_21465244.jpg




秋の色 イロイロ
秋の形 イロイロ




e0307372_21452762.jpg





e0307372_21472318.jpg






e0307372_21475053.jpg





e0307372_21481609.jpg




つま先で落ち葉を蹴散らしながら
サクサクと乾いた音を立てながら
紅葉の森をゆっくり歩く





e0307372_21510367.jpg

赤・緋色・紅・橙色・辛子色・・・
森にこれだけ沢山の色が溢れるのは日本だけらしい


色彩のシャワーを浴び
色彩の絨毯が敷き詰められた森の道をいく







e0307372_21540236.jpg


色づいた葉には青空がお似合いだ




e0307372_21563095.jpg




e0307372_21565341.jpg






遠くの山並も見えない
木々に囲まれたこの空間なのに
ずっ佇んでいても飽きることなく
空をみあげる  大地を見つめる

つま先で乾いた葉を蹴ってみたり






e0307372_21592021.jpg




秩父の天然水で喉を潤したり


e0307372_21594124.jpg


随分と長い時間この森にいたけれど
ずっと聞えなかった瀬音が聞え始め
知らないあいだに沢沿いを歩き始めたら






e0307372_22002464.jpg




e0307372_22015311.jpg





e0307372_22022329.jpg



e0307372_22030207.jpg


この山旅の終点が近いことを知らせている






e0307372_22042499.jpg





e0307372_22044836.jpg





この山旅を終わらせたくなくて
同じ場所で何度も同じような写真撮ってみたり




e0307372_22052175.jpg




そんな悪あがきも
一歩一歩進んでいけば確実に終わりは近づいてくる



e0307372_22064607.jpg





e0307372_22074639.jpg





けど
楽しかったからいいんだ
また逢いにくればいいんだよね
次は萌黄色に染まる新緑の季節に





e0307372_22081487.jpg



おしまい





by mt_kawamin | 2014-11-02 10:47 | 山登り | Comments(20)
Commented by sanae at 2014-11-01 22:44 x
素敵な風景ですね~
タイミングバッチリ♪
Commented by mt_kawamin at 2014-11-01 22:50
*sanaeさぁーーーーーん♡

ご無沙汰してます!
来てくださって嬉しいです(*´ー`*)

毛木平からの甲武信ヶ岳
紅葉はもう遅かったかなあ?
と思ってましたが、思いの外とっても綺麗で
静かで美しい森を堪能してきました!
このルートはまた歩きたいです♪
さなえさんに久しぶりに会えて嬉しいー
コメントありがとうございました♡

Commented by ゆきお at 2014-11-02 13:17 x
こんにちは^_^

素敵な季節の森、山ですね〜♬
かわみんさんのブログ、流すように読めるので好きです♬
お尻岩、言われてみればなるほどw 触るとなんかあるんですかねw
Commented by mt_kawamin at 2014-11-02 14:34
*ゆきおさん こんにちは♪

紅葉の山は諦めてたんだけれど
終わる前に登れてよかった~
色とりどりの色彩が美しかったよ♪

>流すように読めるので

ん。流し読みかい!(笑)なんてね(*^^*)
文章サクっとしすぎかなぁー

>お尻岩・・触るとなんかあるんですか

どこからともなく声が聞えてくるみたいよ
なぁーんてうっそーーん笑
Commented by ゆきお at 2014-11-02 17:11 x
>>流すように読めるので

>ん。流し読みかい!(笑)なんてね(*^^*)
>文章サクっとしすぎかなぁー

ん、ほどよい感じw
読みやすいんですよ^^
Commented by しまこ at 2014-11-02 18:23 x
静かな静かな奥秩父の山旅。
事件は起きなくても(笑)
ゆっくり起きてゆっくり歩く、いいね〜♪ いいな〜♪
アルプスみたいな派手さはないけど蒼く重なる山山や深い森の静かな秋の写真に連休なしのササクレそうな心も癒されました(´◡`๑)

赤や黄色、だけじゃ表しきれない色彩の葉っぱたち、かわいいね。
Commented by mt_kawamin at 2014-11-02 20:10
*ゆきおさーん こんばんは♪

ふふふ
物は言いよう(笑)
けど、素直に聞いちゃう♪
詳しく書こうとすると説明文みたいになっちゃって面白く無いもんね
ありがとね(*´ー`*)
Commented by pallet-sorairo at 2014-11-02 20:33
甲武信には2回行っているけれどかれこれもう20年近く行っていない。
2度目は、肺がんの手術から復帰した山友の復帰直後の山行だった。
甲武信小屋にワインを担ぎ上げて乾杯したのを思い出す。
ちょうど今ごろの季節、その友ももういない。
…って、そんなこと言われてもね、ごめんなさい。
かわみんさんのきれいな写真を見ていたらついそんなことをしみじみ思い出しちゃった。
そのうちまた行ってみようかな。
Commented by mt_kawamin at 2014-11-02 21:28
*しまちゃん こんばんは♪

北アルプスは華々しくってそこにいるだけで夢見心地になる
俗世間から隔離されてて天国みたいに思えるなぁ
奥秩父の山は・・・
なんて言うか・・・マタギとかそんなのが似合う山?笑
ふふふ、渋くてそれも好きだけど

ゆっくり起きるゆっくりな山時間
しまちゃんがいつも歩いてるようなタイトなCTでは
私には到底歩き続けることが出来ないから
のんびりまた~りな山が私には合ってるのかも(*^^*)
珈琲もしっかり楽しみたいもん

秋の山は宝の山みたいだよね
どんぐりやま松ぼっくりが転がってたり
色んな形の葉っぱが折り重なっていたり
緑の苔と色とりどりの葉っぱの競演も魅せられちゃう♪
ワクワクドキドキが止まらないよね
そんな季節ももう終盤

これからは白の世界に染まるんだね
それも楽しみ♪
また来てくれてありがとー
Commented by mt_kawamin at 2014-11-02 21:32
*palletさん こんばんは

生きていると色んなことありますよね
今、自分、試練の時なんだろうか
って思ったりします。
山をやってる友人はまだ皆健在だけれど
離婚して疎遠になっていく友がいるのが寂しいです。

甲武信はこれが初めてだったんですけれど
千曲川沿いに歩くトレイルは自然のまま?の森に触れることができてとっても癒されました
萌黄色の季節にまた再訪したいな~って思います

友には・・・いつまでも一緒に山を共有したいと思う今日この頃です(*^^*)
Commented by hhaannaaiihh at 2014-11-02 21:56
こんばんわ。

朝からコメント入れたくてスマホから入れようとしたら
いつも、問題が発生したため…エキサイトブログ終了します。って。
他のブログでも同じで強制終了(^_^;)
今、
パソコンからコメントが入れられることがわかって(^^)

かわみんさん、すべて写真がホントに綺麗で、
カットの入れ方も素晴らしくて、
一緒に山旅してる気になれました。

甲武信岳、行きたくなって調べたら
自宅から毛木平まで300kmでした。
頑張れば行けそうです。
来年、がんばってみようかな。

魅力的なブログ
ありがとうございました。
Commented by mt_kawamin at 2014-11-02 22:19
*hhaannaaiihh(hiro)さん♪こんばんは

コメントありがとうございます♪

で・・・
やっぱり?スマホからログイン出来ないですよね?私も何度もtryしてみたけれど何度やってもダメでした(;´▽`A``

写真のこと
写真が上手なhiroさんにそんな風に言って頂けて
と~っても嬉しいですよ~
撮っている時、どんな風かチェックして
いいな♪
と思っても、PCに取り込むと「N?」な事も多くって
中々上手く撮れませんね
そんな中でお褒め頂くと俄然やる気が出てきます(笑)

hiroさんは名古屋方面でしたっけ?
300kmならぜ~んぜん余裕余裕~♪
毛木平からのトレイルは渋くて心を穏やかにしてくれる
良いルートですので、来年是非(*^^*)

そうそう四阿高原!
前から行きたいと思っていたところだったんです♪
やっぱり素敵な場所ですよね
Commented by ゆず at 2014-11-03 16:48 x
こんにちは♪
秋のじゅうたんがとても素敵ですね。
前編のモルゲンローとの中の八ヶ岳がとてもきれい
寒さの中から朝日で目を覚ます瞬間のようで。。。
今週は試験があったりで山に行けずでしたが来週あたりは
どこかの山の中にいたいなぁなんて思います。
すてきなレポありがとうございます。
それではまた
Commented by hiro_1957 at 2014-11-03 18:04 x
かわみん、丹沢山ピストンお疲れ様!
今、Twitter覗いたよ??
丹沢山に行くって云うから、てっきり塩水からだと思ったけど大倉スタートとは…。
大倉の紅葉には早いし、稜線は終わってるし。
今は登山道から山の斜面を観るのが綺麗だったのかな〜?
それでも山歩きは良いよね???

ところで、ブログ内の尻岩。
妙にザラザラしてそうな肌触り?
次のpicがかわみんの後ろ姿。
尻岩より小さいぞ!とアピールしてんの???

今回も愉しく読ませていただきました。
ありがとう??
かわみんのお尻と尻岩の画像が頭から離れない〜!
どうしよう…??



Commented by mt_kawamin at 2014-11-04 08:03
*ゆずさん おはようございます♪

いつもコメントありがと◡̈*❤︎
モルゲンロートの八ケ岳
ビックリするくらい美しくて
車止めずにはいられなかったよ
あんな綺麗な八ヶ岳見るの初めてかも?

ところで試験って、ゆずさんから教養の香りが漂ってきました♪

この時期の山は落葉などで寂しげだと言われるけれど
精一杯生きてる感じがして
私は輝いてみえるんだなあ

今週末は山へ行けるとイイね♡
Commented by mt_kawamin at 2014-11-04 11:58
*hiroさん おはよう♪
いつも来てくれてありがとね◡̈*❤︎

丹沢山ね〜朝早ければ塩水からだけど
昨日寝坊しなかったら鍋割北尾根歩いてたし(笑)
でも欲張って丹沢山まで行ったのはいいけど
大倉遅かったから急ぎ足で歩いてたら
激疲労です。年だー

で、甲武信岳の話
あたしのお尻の方が小さい事をアピールって(爆)
巨岩よりデカかったら怖いわ( ̄w ̄)
脳裏に焼き付けて思い出しムフフしてちょーだい
て言うより、印象残ったのはそれかい!ww

またのご来店お待ちしております♪

Commented by koruko-yuki at 2014-11-04 21:20
フォトグラフというのはphoto(光)の芸術だってつくづく思いましたよ。
朝の光のハレーションまで効果的。
Commented by mt_kawamin at 2014-11-04 22:24
*ゆきさん こんばんは♪
コメントありがとうございます(*^^*)

フォトグラフ=光の芸術
なんて素敵な言葉なんだろう
光の芸術かぁ・・・
そんな素敵をレンズにおさめられたらどんなに幸せか。
尤もリアルに優るものないんですけれど

朝の光のハレーション
朝がきたーーって感じがしますでしょ?
なんてね(笑)
Commented by sho at 2014-11-06 18:19 x
秋の風を受け
秋の空気を吸い
秋に染まりながら歩く
溢れんばかりの
秋色が視界を埋め尽くす
自慢げに緑色が主張していた
山の森は深緑から紅葉黄葉も
通り越してすっかり
壮年の味わい。

かわみんちゃんのブログを
眺めていたら
もしかしたらボクはあの
激しく声を上げる錦繍の彩りよりも
こんな冬待ち色の
ちょっと寂しい森の方が
好きなんじゃないのかなって
思わせてくれる。

ゆっくりと映画の一コマ一コマ
のように流れて行く一枚一枚の
写真がどれも愛おしく感じてしまう。

自然が作りだすその一瞬しかない表情。
これからどれだけの瞬間に出会うんだろう?
そして、気付くんだろう?

今回も素敵な山旅魅せてもらったよ。

事件は起きなかったね^^
Commented by mt_kawamin at 2014-11-08 22:01
*shoちゃん 

山へ入ると知らないうちにその季節毎の衣装を身に纏うんだよね
だから、どの季節が一番いい
だなんて言えない
けど・・・秋色に染まる山は まるで有終の美を飾るかの如く
色彩の嵐が吹き荒れるからすごい

黄葉に染まる森は
まるで誰もいない森に一人で佇んでるかのように
静かな秋の・・・晩秋の世界
壮年。うん、そうだねさすが、上手いこと言う

緋色や紅の葉に埋まる森はそれはそれは素敵だけれど
その色たちは差し色的でいい
針葉樹の深緑も同じく
黄葉した葉が主役の方がそれぞれが引き立って
美しい森を創りだしてるような気がするよ

わたしのブログは・・・
色合いが地味かもね(笑)
本当はもっと鮮やかにしようかなぁ?とか思うけれど
選んでみると、結局地味〜な色合いに

映画のような一コマ一コマ・・・
またまた〜乗せるの上手いね(笑)
秋を彩る映画になってるのはshoちゃんのブログ
さすがだなぁ・・・って思わずにはいられないよ

自然が作り出すその一瞬・・・
自分だけが見つけられるその表情
どっちが多くみつけられるかな?ふふ

あ〜なんだか酔っ払ってて支離滅裂なこと書いてるかも